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Siena Root/A Dream of Lasting Peace

Siena Root/A Dream of Lasting Peace
2017年 スウェーデン
『70年代ハード・ロック特有のうねるグルーヴを再現』

 戦闘機をバックにしたグループ・ショットのイラスト。そして1曲目のタイトルが「Secret」。とくれば、君たち、さてはブルー・オイスター・カルト好きでしょう?
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 ストックホルムを拠点として活動するヴィンテージ・ロック・グループ、シエナ・ルート。2004年に結成されたベテランのグループで、オルガン奏者を含む5人編成。これまで5枚のスタジオ・アルバムとライブ盤2枚を発表しています。(その活動履歴を全く知らずに失礼しました!)今回のアルバムは5枚目のアルバムです。
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 エモーショナル且つソウルフルなヴォーカル、重いリフ&リズム、オカルティックなメロディー、ダークなオルガン、といった要素を兼ね備えた70年代由来のハード・ロックを演奏しています。あの時代への憧れがこれでもか、と詰まっており、ジャケはブルー・オイスター・カルト風ですが、サウンドはどちらかと言うとサイケ・ブルース風。緩急を付けたドラマティックな展開が素晴らしい楽曲群は正に王道の味わいです。演奏はグルーヴ重視でタメが効いています。それによって70年代ハードに於ける独特のうねるグルーヴを再現。

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Arum Rae/Sub Rosa

Arum Rae/Sub Rosa
2017年 アメリカ
『一人遊びをしている子供のような孤独な暗さ』

 呟くようなヴォーカルにはエコーが掛かっており、伴奏はアコギのみ。音楽からは一人遊びをしている子供のような孤独な暗さを感じます。

 アラン・レイはニューヨーク、ブルックリンを拠点に活動するシンガーソングライター。幼少期に親の影響でエラ・フィッツジェラルドやニーナ・シモンの歌唱に触れ、シンガーの道を志したアラン。バークレー音楽学校で音楽ビジネスを勉強した後、作曲を始めました。以降、CM曲を提供するなどの活動をする傍ら、ミニアルバムを3枚、フルアルバムを1枚発表しています。本作はセカンド・アルバムとなります。
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 ハミングを多用した気怠いアコースティック・ミュージックをやっています。感情を乗せた歌い口にはソウルからの影響が伺えるものの、感触としてはアシッド・フォークに近い印象です。ギター弾き語りの他、いくつかの曲ではピアノも入っています。また、ところどころではヴェルヴェット・アンダーグラウンドを彷彿とさせます。達観したかのようなヴォーカルとささやかな伴奏がそう思わせるのでしょう。
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War
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石指拓朗/ねむの花咲く その下で

石指拓朗/ねむの花咲く その下で
2017年 日本
『多重録音でも侘しさ満点』

 ちらほらと素晴らしい評判を聞いていたフォーク・シンガー石指拓朗の新作を購入しました。東京を拠点に活動しており本作で2枚目のアルバムとなります。
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 カントリー、ブルースの影響が伺える渋いギターに、日常の風景を描写した歌が乗るギター弾き語りによるフォーク。バンジョーやマンドリンといった伴奏も全て自分で担当。多重録音で収録しています。テープ早回しも1曲あり。この辺りは新世代ミュージシャンならでは、ですが現代的要素はそのくらいです。

 歌は力みが無く、軽やか。70年代日本語フォークの面影があり、高田渡や近年CD化された、ひがしのひとしを彷彿とさせます。なるほど、評判通りの素晴らしいフォーク・シンガーだと思いました。1回ライブを見てみたい。

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James Vincent McMorrow/True Care

James Vincent McMorrow/True Care
2017年 イギリス
『電子音とソウルが同居した、21世紀型SSW』

 アイルランド出身SSWによる4枚目のアルバム。以前、1STと2NDをこちらで紹介しましたが去年サードがリリースされていた模様。約8カ月と短い間隔で新作がリリースされました。
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 シンセサイザーと緩やかなビートに浮遊するファルセット・ヴォーカル。フォーク、エレクトロ、ソウルが渾然一体となった音楽をやっており、ジェイムス・ブレイクにも通じるスタイルだと思います。

 セカンド以降、顕著となったエレクトロ要素も完全に馴染んでいます。ジャンルレスで音楽を気ままに楽しむ姿勢が作品に反映されている印象。これまで電子音たっぷりの音楽性ながら、ヴォーカルにはエフェクトが掛かっていなかったのが彼の拘りでした。しかし本作からはいよいよ一部の曲でヴォーカルエフェクトも導入。もちろん、艶やかなヴォーカルの表情はそのまま楽しめるものの、ちょっと寂しい気持ちもあり。他に新要素としては黒人音楽らしいトライバルな曲が登場したことでしょうか。ポコポコと泡立つリズムが新鮮です。
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True Care
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The Pure Conjecture/ No Ghosts

The Pure Conjecture/ No Ghosts
2017年 
『イギリスらしい暗い幻影を楽しめるグループ』

 根暗で欝々。それでいて洗練されていて華麗なビートとコーラス。甘くソウルフルなヴォーカル、ぐるぐる回るシンセサイザー。みんな、どんよりしています。ちょっとポリスっぽいかもしれません。

 ウェールズのカーディフ出身。ポリスっぽいと言っておいて何ですが、10人編成の大所帯グループです。マシュー・イートンとダレン・ムーンという二人の作曲コンビを中心に結成されており、クレジットは以下。

Matthew Eaton (vocals/guitar), Darren Moon (vocals/guitar), Matthew Twaites (synths), Rose Elinor Dougall (vocals/piano), Johny Lamb (horns), Marc Geatty (bass), and Joel Gibson (drums). Additional contributors are Andrew Michell (lead vocals and co-writing credit on "Knock Four Times"), Ashley Mcavoy (backing vocals on "Not A Cloud In The Sky"), and Joe Harling (lead guitar on "No Ghosts").
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誰が誰か、それは次回作までの宿題ということで!

メンバーはウェールズのみならず、イングランド、スコットランドの様々な場所から集結しているそうです。結成時期は不明ながら、本作はサード・アルバムになるとのこと。
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ジャケ良し!

 ニューウェイヴ系のシンセ・ロックを土台としていながら、ホール&オーツがやりそうな陽光メロディーが入っていたりして、ノーザン・ソウルやAORのルーツも取り込んでいるのがポイント。無機質にリフを弾いていたかと思えば突如エモーショナルでノイジーなソロを弾き倒すギター、そして前述のソウルフルなヴォーカルが魅力的です。

 作曲デュオを中心に結成されただけに、楽曲の出来が抜群に素晴らしい。どんよりとした暗い幻影を楽しめる30分です。非常にイギリスらしいグループ!

The Pure Conjecture // No Ghosts [Trailer]

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