ROBIN GIBB/Saved By The Bell

ROBIN GIBB/Saved By The Bell
1970年 オーストラリア
『弟は1年だけ家を出た。』
「Lamplight」
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五つの赤い風船/巫OLK脱出計画

五つの赤い風船/巫OLK脱出計画
1970年 日本
『ふ、って読むらしいよ』

 巫OLK
これで「フォーク」と読むらしいです。
今まで「みおるく」って読んでいました・・・・・・
今更知らされても変える気にならないので「みおるく」で通してやろうと思いました。

 フルとしては2枚目。高田渡とのスプリットを含めると3枚目のアルバム。
メンバー・チェンジがあり、中川イサトが脱退して東祥高が加入しています。
音楽性が変化しており、サイケ、プログレの要素が増大。
これまでの美しいコーラスを売りにしたフォーク・グループから
実験的なアコースティック・グループへと脱皮。
まさしく「みおるく」からの脱出を図る内容でしょう。
ただし実際には前作の時点でかなり本性を現していた気もします。

 パーカッション、フルート、チェンバロなどを用いており、
アコギがシタールのように煙たい音色を奏でており、
まるでIncredible String Band やDr. Strangely Strange のようです。

 70年代アンダーグラウンドらしい、
ぼんやりとした暗さが全編に漂っており、それがとても心地いいです。

 サウンド・コラージュを多用している分幻想的になっていますが、
相変わらずアメリカン・トラッドに根差したメロディーの美しさは変わらず。

「これが僕らの道なのか」
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ARRIVAL/Arrival

ARRIVAL/Arrival
1970年 イギリス
『はじめから真面目にR&Bやろうなんて思っていないぜ』


 ココモの前身として英ロック・マニアに知られるアライバル。
ずっと聴いてみたいと思っていたのですが、2012年にRPMよりCD化されていた模様。
彼らが残した2枚のアルバムに当時のシングル曲を加えた
「Complete Recording」と銘打たれた2in2でのリリース。
まぁ、聴けるだけありがたいです。
やはり、長年聴けなかった未CD化音源に触れるのはワクワクするもの。

 今回は比較的有名であろう、デッカからリリースされたファーストを紹介します。

 7人編成のグループとなっているアライバル。
ヴォーカル&キーボード、男性ヴォーカル2、女性ヴォーカル2、ベース、ドラム
というメンバー構成が特徴的。(クレジットにはありませんがギター、フルートもあり)
5名のヴォーカルによるコーラスがひとつの武器となっています。
アメリカ憧憬はたっぷりでR&B/SOUL要素もあるのですが、
モータウンのようにはなっていません。
2曲目で「Light My Fire」をやっているというもありますが、
例えるならヤングブラッズやママス&パパスのような
どちらかと言うとシスコ・サイケの如き、大らかな連帯を感じさせるサウンドです。
また、メンバー・クレジットには含まれていないのですが、
フルートが活躍しておりプログレッシヴ・ロックを取り込んでいるのもポイント。
あまりガイド本などにも載らないグループなのですが、ココモの前身ということで
事前に賑やかでファンキーなサウンドをイメージしていました。
ところが、実情はコーラス濃厚なR&Bサウンドにサイケとプログレ要素をぶち込んだ
ややこしい音楽で驚きました。
考えてみれば当たり前ですが、あんな洗練されたおしゃれサウンドはどこにもありません。

 長きに渡りCD化すらされなかっただけあり、飛びぬけた名曲はありません。
(前述のドアーズやテリーリードなどカバー曲はあり)
しかし、この時代の英ロック・グループならではの個性の確率への足掻きが全編から
感じ取れるサウンドは英ロック・マニアの大好物。
是非、同志には一度聴いていただきたいアルバムです。

こうなると俄然、セカンドも楽しみになってきました。そちらはまた後日。

「No Good Advice 」 
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LED ZEPPELIN/Led Zeppelin Ⅲ

LED ZEPPELIN/Led Zeppelin Ⅲ
1970年 イギリス
『未発表のブルース・カバーが聴ける』
 
 トラッド指向が表面化した結果、ファースト、セカンドで前のめりになっていた
ファンから不評を買った、と言われているアルバムです。

 A面はセカンドの音楽性を発展させたもの。
大仰なストリングスや、インパクトのあるギター・リフといった
ツェッペリンの独自性を主張する要素はここでほぼ固まっている印象です。
「移民の歌」や「Celebration Day」があるからなのか、やたらと陽気な雰囲気なのも特徴。
村のお祭り的なムードがあり、それはトラッド・サイドのB面にも引き継がれています。

 B面は確かにイメージからかけ離れたおとなしい曲が多い印象。
サイケデリックで浮遊感あるギターや、トラッド要素は
今後の方向性でもずっと残っていくものです。
サイケ+トラッドというのが肝。
一方で批判に晒された影響からか、
トラッド然としたナンバーは以後の作品で影を潜めてしまいます。
その意味でも貴重なアルバムでしょう。
尚、ラスト・ナンバーで曲名になっている
トラッド系シンガー・ソングライター、ロイ・ハーパーの作品も聴いておくと楽しいです。

 さてDISC2ですが、セカンドに引き続き完成前テイクを収録。
9曲が収録されており、
「Tangerine」「Bron-Y-Aur Stomp」と「Hats Off To (Roy) Harper」の3曲が外れています。
「Tangerine」の別ヴァージョンは聴いてみたかったなぁ・・・・・・。
ちなみに「Bathroom Sound」は「Out On The Tiles」なので未発表曲ではありません。
エコーをとっぱらっているトラックが多いので、総じてアグレッシヴな印象。
「Celebration Day」「Since I've Been Loving You」辺りがピークでしょう。

未発表曲は2つ。
まず「Jennings Farm Blues」はブルース・ジャム。
ギターは「移民の歌」のリフを下敷きにしていると思います。
スタジオでの未発表セッションという感じですが、
こうやって曲を作っていくんだ、という過程が見えるようです。

もう1曲はこちら。
「Key To The Highway / Trouble In Mind (Rough Mix)」
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Sandra Phillips/Too Many People in One Bed

Sandra Phillips/Too Many People in One Bed
1970年アメリカ

『ひっそりCD化されていた女性サザンソウルの佳作』

 マッスルショールズ全盛の60年代後半から70年代初頭に於いて。
現地のサザン・ソウル・シーンではファンガス、キャニオンなどマイナーレーベルが
あぶくのように現れては消えていきました。

 そんなマイナー・レーベルから数々の名作を生み出していたプロデューサーが、
スワンプ・ドッグことジェリー・ウィリアムズです。
ジェリーはソウルフルなヴォーカリストを手がけることに拘りを持っており、
何人かのソウル・ディーバも輩出。
今回紹介するサンドラ・フィリップスもそんな一人です。
本作は女優である彼女が唯一レコーディングしたアルバム。
これまでコンピレーションや2in1盤などでCD化されてきたものの、
去年ついにアルバムという形で初CD化されました。

 サンドラはサウス・キャロライナ出身。
ジェリーが手掛けた女性ヴォーカリストでは、ドリス・デュークが知られていますが
サンドラも彼女同様にソウルフルな歌声を持っています。
溌剌としたアップテンポ、情感を込めたバラード、共に素晴らしい歌いぶり。
バックは前述したようにマッスルショールズのセッション・プレイヤーによるもの。
タイトなリズム隊に、転がるようなピアノを中心としたゆったりめのアンサンブルで、
ヴォーカルを盛り立てます。

女性サザンソウル・シンガーは少ないながら、男性にはない温かみと包容力を感じさせます。
本作もそんなアルバム。祝CD化。

「Someday (we'll be together) 」
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