Colin Blunstone/ Never Even Thought

Colin Blunstone/ Never Even Thought
1977年 イギリス
『こんなにおしゃれさんだったのだね』

60年代、イギリスで活動していたビート~サイケ・ポップ・グループ、ゾンビーズ。そのヴォーカリストがコリン・ブランストーンです。バンド解散の後、1971年の『One Year』からソロ活動を開始。90年代以降、ソフトロックブームに乗って名盤として再評価されてきた『One Year』ですが、それ以外のアルバムはかなりないがしろにされてきた印象です。かく言う自分も長い間、サードの『Journey』(1974年)までしか聴いていません。実は彼のアルバムは権利関係がこじれているようで、『Journey』までしかCD化されていなかったようです。しかしながら、チェリー・レッドからいつの間にか2in1で続く4th&5thがリリースされていました。英国随一の甘くジェントリーな歌声を持つヴォーカリストである彼の魅力をもっと味わいたいと思い、早速取り寄せた次第。

今回は5thである『Never Even Thought』をメインのタイトルとしておりますが、2in1だからして4th『Planes』の話も少しだけ。1976年のこのアルバムはエルトン・ジョンのレーベルに移籍して制作されています。穏当なプレAORという雰囲気のアルバムですね。悪くはないのですが、地味な出来だと思います。。(同傾向の次作の完成度と比べてしまうことはもちろん、ダサイジャケもいただけません。)

一方、1977年に発表された5th『Never Even Thought』はLAで制作。
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前作同様、エルトン・ジョンがバックアップをしており、更にTOTOがセッションに加わっているのがポイント。また作曲面ではアラン・フィリップスという職業作曲家を起用しています。彼の曲が半数近くを占める他、カバーを中心にした構成で、コリン・ブランストーンの作曲も少々。LA録音ということで、今までのアルバムには無いカラッとした乾いた質感での都会的なポップスが楽しめます。爽やかなコーラス、軽やかなリズム隊、流れるようなスライド・ギターなど演奏面が素晴らしい。加えて楽曲の粒も揃っており、文句なし。中期の佳作と言えるでしょう。

Who's That Knocking on My Door

 サックスも入って、リラックスしたムードのミディアム・ナンバー。初期の頃と比べると全く違う訳ですが、とても様になっているコリン・ブランストーン。こんなにおしゃれさんだったのだね。

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