Tony Hazzard/Tony Hazzard Sings

Tony Hazzard/Tony Hazzard Sings
1969年 イギリス
『職業作曲家の晴れ舞台』

 中古レコード店で見かけていた、謎のおじさんトニー・ハザードのレコード。てっきりアメリカのSSWかと思っていたら、イギリス人だったことが判明。60年代の英ビート周辺のミュージシャン達に多くの楽曲を提供していたトニー。提供先ミュージシャンを記しておくとホリーズ、ルル、トレメローズ、サイモン・デュプリー&ザ・ビッグ・サウンド(ジェントル・ジャイアントの母体)、マンフレッド・マン、クリフ・リチャードなど、そうそうたるメンツ。そんなトニー・ハザードが自作自演ブームと共に、我も、とSSWとしてデビューしたのが本作というわけです。オリジナルはブロンズ・レーベルよりリリース。ユーライア・ヒープやモーターヘッドなどを擁していたレーベルなので、トニー・ハザードのようなミュージシャンはちょっと浮いていたのではないでしょうか。今回はレヴ・オラ(チェリー・レッドの関連レーベル)から再発されたボートラ付きCDを購入しました。
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ほら、アメリカ人に見えるでしょう?

 提供先の並びから連想される通りの、ウキウキなポップ・ソングが並んでおり、それぞれ軒並み高品質というさすがの内容。ちなみに本作はほとんどの曲が提供曲のセルフ・カバーとなっています。英ビートをベースにした楽曲をサイケポップ風にアレンジしたバンド演奏で仕上げています。地味ながら温かみのある歌声も悪くありません。

 もう少し華が欲しい、という気持ちはあるものの、ストリングスを交えた華麗なポップ・ミュージックが次々に押し寄せて、堪能できることは間違いなし。英ビート期を支えた彼の才能が窺い知れる良作です。

Fade Away Maureen

 マンフレッド・マンのヴォーカル、マイク・ハグが在籍していたグループとして知られる(実は聴いたことがありません)チェリー・スマッシュへ提供したポップ・ソング。イギリスらしいのんびりした哀愁がいいですね。
オリジナルのチェリー・スマッシュ・ヴァージョンもどうぞ。

アンダーグラウンド臭たっぷりのハード・ロック路線。こちらも1969年。時代への適応が為されたアレンジだと思います。あれっ、こちらの方がかっこいいな。(・・・・・・)

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#901 No title
小生は初めて聴く名前のバンドですがブリティッシュインベンションに名を連ねたバンドなのですね!RWの感性にバッチリ合います!
こちらは1967年プロコルハルムの定番「青い影」を公開いたしました~
#902 Re: No title
rw様

こんばんは
コメントありがとうございます。
バッチリ合いましたか。良かったです。
トニー・ハザードはブリティッシュ・インベンションへの貢献度が高いと思います。
このアルバム自体は1969年なのでもう英サイケ、もしくはプログレ前夜の頃のものですけれども。

青い影は凄すぎる曲ゆえ、
プロコルハルムの他の曲が霞んでしまうのが残念。
いいグループですよね。


> 小生は初めて聴く名前のバンドですがブリティッシュインベンションに名を連ねたバンドなのですね!RWの感性にバッチリ合います!
> こちらは1967年プロコルハルムの定番「青い影」を公開いたしました~


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