DAVE KELLY/KEEPS IT IN THE FAMILY

DAVE KELLY/KEEPS IT IN THE FAMILY
1969年 イギリス
『デルタ・ブルース研究作、粘度が足らずとも熱意でカバー』

 最近、コツコツと買い漏らしていたビッグピンク(韓国の再発レーベル、日本ではヴィヴィッドが解説付きで流通)のタイトルを集めています。これもそんな一枚。
Dave Kelly - Keeps it in the Family (1969)

 ジョアン・ケリーの弟にしてジョン・ダマー・ブルース・バンドのギタリスト(当時)でもある、デイヴ・ケリーのソロ・デビュー作。女性ブルース・シンガーとして名を広めていたジョアン・ケリーが数曲で参加しています。

 60年代後半、デルタ・ブルースを探究していたデイヴが自然体で好きなことをやったのが、このファースト・アルバムです。5曲がデイヴのオリジナルで、他はブルース、トラッドのカバーという構成。正直、オリジナルもカバーも、その区別に意味はあまり無く、等しく本場のブルースへの憧れが詰まっています。全編ほぼ弾き語りのみ。

 ジョン・ダマー・ブルース・バンドなどでデイヴ・ケリーに興味を持って本作に触れたならば、ルーツへ真剣に取り組む彼の姿勢にロマンを見出すことが出来ることでしょう。ピリピリとした緊張感が伝わってくる録音から、初々しさも伝わってきます。本場のデルタ・ブルースと比較しても、ギター、歌唱共に聴き応え十分。

 イギリス人による、デルタ・ブルース憧憬。ここまで渋いと、ブルースを普段聴かない(ちなみに僕も違いがあんまり分かっていない)一般の音楽ファンにはおすすめし兼ねる内容です。ただ、英ブルース・ロック・ファンならば、デイヴ・ケリーの最初の一歩は気になるはず。その好奇心を満足させる質はあり。

When the levee breaks

ツェッペリンも『IV』でやっていたトラッド・ナンバー、と解説に書いてあったので聴き比べてみました。同じ曲に聴こえないよ。こちら

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