2016年度音楽作品総括 邦楽編

2016年度音楽作品総括 邦楽編

 2016年は洋楽ばかりを聴いてしまっていました。思えば邦楽をもう少し聴いておくべきだったかな、と。今からでも未聴の作品を復習していこうと思います。少しずつ聴いていた中から10枚を選びました。(ミニアルバム、カバーなどは除外)

総括記事ではいかに新しい提案をするか、が肝だと思うので、フレッシュな新人をひいきする傾向があります。

タイトルからレビューへ飛びます。画像からはyoutubeへ飛びます。

ただしレビューが追いついておらず、タイトルからリンクに飛べないものもあり。
随時、更新しますのでしばしお待ちください。

☆ベスト10入りアルバム7枚(あいうえお順)

 

かえる目/切符
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おじさんたちによるアコースティック音楽グループの4枚目。エレクトロを交えた牧歌的なフォーク・ミュージックの味わいは残しつつ、音楽大好きおじさんたちの本領が発揮され、音頭やブレイクビーツなどアイデアを次々にぶち込み、巧みに自分たちのスタイルでまとめています。ヴォーカルの声域は狭いのですが、それを感じさせないように工夫が凝らされています。(動画はありません。)

ゲントウキ/誕生日
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このアルバムを皮切りに再びプロジェクトとして継続して活動している様子を見せて欲しいと思います。内容は申し分なく、ブラジル音楽~ジャズの要素を含んだシティ・ポップが高品質で楽しめるもの。腰を据えてアルバムを作っていたら世の中の音楽まで変わっていた、ということなのかもしれません。


白波多カミン with PLACEBO FOXES/空席のサーカス
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去年の時点でメジャー・デビューの話は出ていたのですが、ここまでの劇的変化をレーベルも我々も予想していなかった。と思います。戸惑いは大いにあり。今もって。それでもかっこいい。今しかない青春の葛藤みたいな感情は、ロックとなってより明確になりました。泥臭さみたいなものも感じられるようになり、それも良いです。

タカダスマイル「ぼくのちっぽけなロックンロール」(JR-161205)
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6曲入りのミニアルバム。京都西院出身のロックンローラー、フォークシンガー。40歳を超えて2014年にデビュー・アルバムを発表しており、本作はそれに続く全国流通盤です。中村ジョーやマーガレットズロースの推薦コメント(この人選なら後悔はしないだろうという確信があり)に釣られて購入しました。歌をよりどころにしたおじさんのロマンが詰まった音楽は、親しみやすいメロディーと暖かい歌が素晴らしいです。

タテタカコ/業
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この歌は少し「たなばたさま」を思い出す感じ。ピアノ弾き語りに戻っているのがポイント。素朴なメロディーが浮き上がっていて、とても清々しいアルバムになっています。

ノーナ・リーヴス/BLACK BERRY JAM
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文句なしの素晴らしい出来。安定の高品質です。コンスタントにいいアルバムをリリースしてくれるので、供給が止まったら一気に寂しくなりそう。そう思ったらもうラジオでは新曲を発表したようですね。創造力が凄い。

マーガレット・ズ ロース まったく最高の日だった
マーガレットズロース-まったく最高の日だった
レビューでも書いたのですが、やはり新ギタリストがキンクス好きだったことはとてもうれしい。一般的にはザ・フーまでで、キンクスは本当にブリティッシュ・ビート(ロック)が好きでないとたどり着けないと思います。60年代の米ロックンロールへの憧れがはっきり示されており、バンド・サウンドが鋭く、荒々しくなりました。この変化を経た次のアルバムも楽しみです。

☆ベスト3
辻林美穂/Clarté
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上半期で一番心に残った新人です。流行りのシティ・ポップ調の楽曲もいいのですが、真価はアヴァンギャルドな展開のアコースティック曲。独自の主張が感じ取れます。ピアノ弾き語りの女性SSWはたくさんいますが、どんどん我を主張して末永く活躍してほしい。

☆ベスト2
ドンガンボン ビリオンサン
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 2012年結成、都内を中心に活動するオルタナティヴ・ロック・バンドのファースト・アルバム。初めてyoutubeで「マジでトサカにきた」を聴いた際には「粗くて汚い演奏だし、ヴォーカルも何言っているのか分からないな。ギターの音量に負けている」とブツブツ思いながらも最後まで聴いてしまう。まぁいいかな。しかしその時から彼らの気怠い歌声とメロディーが頭から離れず・・・そして2017年酉年。酉年ソングを考えていた僕の口から「マジでトサカにきたぜーー」と発せられて・・・ハッ、何の歌だっけ!家に届いてから何度も聴いています。酉年で良かった!後はレビューで書きます。

☆2016年度一番聴いた一枚
折坂悠太/たむけ
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 悲しいかな、日本の伝統音楽を聴くときは「よし、聴くぞ。」と身構えてしまう現代っ子、いや現代おっさんであります。そんな中、折坂悠太の音楽は日本の民族音楽を濃厚に受け継いでいながら、親しみやすいフォーク、ポップスのように仕上げているので、気張らなくても大丈夫。そして「故郷の音楽」を聴いているかのような清々しい気持ちになれます。


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