Margo Price/Midwest Farmer's Daughter

Margo Price/Midwest Farmer's Daughter
2016年 アメリカ
『農場を失った父の娘、カントリー・シンガーとしてデビュー』

 エレピとストリングスに彩られた爽やかなメロディー、
それを歌い上げる優しく大らかなヴォーカル。
そんな中、アコギの枯れた音色はしっかりとカントリーを主張しています。
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 マーゴ・プライスはアメリカ、イリノイ州のアレドという小さな町で生まれ育ちました。
1983年生まれとのこと。
高校時代におじさんの影響でエミルー・ハリスやドリー・パートンなどを知った彼女。
カントリーにどっぷりと漬かったことで音楽活動への興味が芽生えます。
彼女は具体的な行動として学校を中退、
音楽に詳しいおじさんが居る(そしてもちろんカントリーの聖地である)テネシー州ナッシュビルへの移住を実行。
実は彼女のおじさんはカントリー界で有名なソングライター、
ボビー・フィッチャー(ジョージ・ジョーンズやエディ・アーノルドなどに楽曲を提供)だったのです。
ナッシュビルでは、作曲の作法を習いながら小学生のダンス教師をして日々を暮らすことに。
音楽活動を開始してまもなくの2000年代前半頃、
彼女が参加していたバッファロー・クローバーというバンドで夫となるベーシスト、
ジェレミー・アイヴィーと出会うことになります。
そのグループを母体として地道な音楽活動を続けていた彼女。
尚、デビューまでの間に
①父が代々続いていた農場を失う、②彼女自身が不倫を経験し、子供を失う
③アルバムを制作する為に結婚指輪と車を質に入れる、などのエピソードを挟んでいます。
その甲斐あって、サードマン・レコードとの契約を獲得。
御年34歳にして遂にデビューすることになりました。おめでとう!

 サードマン・レコードは、ホワイト・ストライプスのジャック・ホワイトが主宰するレーベル。
ジャック・ホワイトはカントリーの伝説的なシンガー、
ロレッタ・リンを復活させた立役者として知られる、カントリー・マニア。
それだけに、マーゴ・プライスにとっては願ってもないレーベルと言えましょう。
ちなみにタイトルの『Midwest Farmer's Daughter』も
ロレッタ・リンのアルバム『Coal Miner's Daughter』にあやかったもの。

 音楽性は初めにも書いた通り、渋さはほどほどにカントリー要素の強いポップス。
エミルー・ハリスからの影響も十分感じられる、上品で親しみやすいメロディーと、
可憐さと力強さを兼ね備えた歌声が魅力的です。
カントリー系のみならず、
ビートルズの「I Saw Her Standing There」を彷彿とさせるロックンロール曲もあり。
飽きさせません。

「Hurtin'」

 実に楽しそうなバンドです。プライスタグというグループ名で活動しているそうです。
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