Blair Dunlop/Gilded

Blair Dunlop/Gilded
2016年 イギリス
『歌とギターの説得力は十分』

 今年はリチャード・トンプソンの息子、テディ・トンプソンが新作を発表していますが、
ブレア・ダンロップも実はフェアポート・コンベンションの元メンバーの息子です。
そのメンバーとはアシュリー・ハッチングス。フェアポート、スティーライ・スパンと渡り歩き、
その後も重要なアルバムを発表し続けた、英フォーク界の重要人物です。
ブレア・ダンロップは俳優と音楽家を兼業しているようで、
俳優業では「チャーリーとチョコレート工場」にも出演していたそう。
本作はそんな彼のサード・アルバム。
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 彼のスタイルは英国フォークの伝統を重んじた父よりは、
英米フォークの折衷、及びロックへの接近を図ったリチャード・トンプソンに近いもの。
フォーク、及びフォーク・ロックを基盤としながら、ロック、ポップスの要素をふんだんに取り込んでおり、
ポピュラー音楽としての親しみやすさを獲得しているのが特徴です。

 ダンディズム溢れる伸びやかな歌声、繊細で美しいピッキングには既に大物の風格があり。
彼のパフォーマンスの後ろは鍵盤入りのバンド・セットがバックアップ。
端正で枯れた味わいの演奏を聴かせてくれます。

 本作で一つ問題点を挙げるとすれば。
ブレア・ダンロップはアルバム収録曲を弾き語りのみのシンプルなヴァージョンで演奏している動画を
youtubeにアップしてくれているのですが、これが素晴らしすぎる出来。
これを聴いた後でアルバムを聴くと物足りなく感じてしまうのです。
次は弾き語りで録音してはもらえまいか。そんな風に思ってしまいました。

「356」

「She Won't Cry For Me」


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