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Annett Louisan/Berlin, Kapstadt, Prag

Annett Louisan/Berlin, Kapstadt, Prag
2016年5月 ドイツ
『ジャーマン・スタイルのシャンソンで独ポップスを料理』

 時々、巻き舌を強調した、気怠い歌の後ろにはサイケデリックなキーボード。
なるほど、ドイツのシャンソンはこういう感じですか。

 アネット・ルイサンはドイツ出身の歌手。
1977年にエルベで生まれ育ち、現在はハンブルグを拠点に活動しているとのこと。
2004年にゲーム音楽のヴォーカリストとしてデビュー。
たちまち人気者となると、翌年の2005年からはフランスのシャンソンへ興味を持ち、
以降、ミュゼットワルツ、ボサノヴァ、タンゴなど様々な伝統音楽を研究。
自身のアルバムの音楽性に反映させてきました。
アルバムは今のところ、ドイツ語で歌われており、ドイツの他、スイス、オーストリアでリリースされています。
本作までに6枚のアルバムを発表しており、
そのすべてがドイツのチャート・トップ3以内に入るヒットを記録。
他の国でも最新作ではオーストリアで4位、スイスで8位と人気を盤石のものとしています。
最初はアイドル的な売り出し方をされながら、
すぐに自身のやりたかったシャンソンなどの伝統音楽への接近を開始。
それを大衆音楽と融合させて発表、支持を獲得してしまうのですから、
世界デビュー前とは言え、凄い才能を持った人物であることは伺えます。
-berlin---kapstadt---prag-.jpg

 本作は彼女の7枚目のアルバム。
内容はカバー・アルバムとなっており、クラフトワークやデヴィッド・ボウイなど10曲を選んでいます。
彼女はテレビ番組「"Sing meinen Song"」
(歌うわたしの歌)を持っており、本作はそちらで披露した楽曲をまとめたサウンドトラック盤とのこと。

1. Engel (Rammstein)
2. Das Modell (Kraftwerk)
3. OMG! (Marteria)
4. Bologna (Wanda)
5. Wie soll ein Mensch das ertragen (Philipp Poisel)
6. Stark (Ich & Ich)
7. Durch den Monsun (Tokio Hotel)
8. Solang’ man Träume noch leben kann (Münchener Freiheit)
9. Merci Chérie (Udo Jürgens)
10. Helden (David Bowie)

 ネットには有名な曲ばかりが選ばれている、というドイツ音楽誌の紹介文がありました。
ただ、日本の音楽ファンである自分から見ると聞いたことのない名前も多い印象。
一応、youtube動画を可能な限り貼っておきましたのでご確認ください。
ドイツの流行音楽を俯瞰しているようで楽しいですよ。

最初に述べた通り、彼女の魅力の肝はドイツならではの退廃的なムード(デカダンス)を感じさせる歌と、幻想的かつダークな世界観でしょう。それはベルリン時代のデヴィッド・ボウイにも繋がるものかもしれません。その特徴を存分に生かしたカバーの解釈がされており、原曲にしばられない彼女の個性優先のアレンジにより、統一感を感じさせるアルバムとなっています。
「Helden」

オリジナルよりも数段沈み込んだヴァージョン。アンニュイさ加減が素敵。

Das Modell

クラフトワークですら、シャンソンに仕立ててしまう手腕はお見事。面白いアルバムです。

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