ゆーきゃん/時計台

ゆーきゃん/時計台
2016年 日本
『大丈夫、歌詞カード見なくても伝わる。』

 CDで聴いていても何を歌っているのか分からないところがあるか細い歌声。
その歌声でエリオット・スミスを彷彿とさせる、内省的なフォーク・ロックを日本語でやっているのですから、
一度聴いたら印象に強く残ります。
うちには彼のアルバムが3枚あります。
今回の作品は3年半ぶり、5枚目のアルバムとのこと。
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 本作から活動拠点を京都から富山へ移したとのこと。
ネットを通じて音楽を発信するということがポピュラーになったからか、
地方へと活動の拠点を移す日本の音楽家が増えている気がします。
(といいつつ、他に徳永憲くらいしか思いつきませんでしたけれども)

 プロデュースはWATER WATER CAMELの田辺玄が担当。
最近だとノラオンナのプロデュースも彼が担当していました。
ホームであるWATER WATER CAMELの活動が停滞している気がしてちょっと残念。
しかしながら、彼はプロデューサーとしてアコースティックな音楽に
ノスタルジーな味わいを加える手腕に長けている人だと思います。

 鍵盤入りのバンド編成での録音となっており、
加えてゲストに吉田悠樹(二胡)、キヌガサチカラ(ギター:my letter)、
おざわさよこ(キーボード:my letter)、白波多カミン(ヴォーカル)が参加。

 初期の音源と比べると、風通しが良く朗らかなフォーキー・サウンドが印象的。
ゆーきゃんの歌声は、メッセージがスムーズに聞き取れるくらいの声量で録音されており、驚きました。
うつむき加減での欝々とした初期の雰囲気も良いですが、
今作での、祭りの後、夜の公園で遊んでいるかのような、
だらーっと終わりが来るのを待っている穏やかな雰囲気も素晴らしい。

ゲストの効果もあり。
歌声との相性も抜群にいい神秘的な音色の二胡、
そしてゆーきゃんとの対比で凛として響く白波多カミンのヴォーカルはアルバムに彩りを加えています。

『サイハテ・バス・ストップ』

二胡と映像の相乗効果で、旅情をそそる曲になっています。

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#875 No title
文化溢れる京都から自然あふれる富山に移住、ますますいい歌が作れそうな環境転換ですね。
#876 Re: No title
ローリングウエスト様 こんにちは

コメントありがとうございます。

> 文化溢れる京都から自然あふれる富山に移住、ますますいい歌が作れそうな環境転換ですね。

富山は行ったことが無いのですが、確かにそういうイメージがありますね。
自然が溢れているのかぁ。いつか行ってみたいです。



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