Daphne and the Fuzz/Daphne and the Fuzz

Daphne and the Fuzz/Daphne and the Fuzz
2016年3月 ギリシャ
『ギリシャの新たなるサイケ・クィーン』

 メロトロンの膜の向こうから聴こえてくる夢見心地なメロディー。
『ABBEY ROAD』から影響を受けたというだけに素晴らしい捻くれ具合。
そして全編、微睡んでいるかのような白昼夢サウンドを泳ぐ、
クールな女性ヴォーカルも印象的です。

 ダフネ・アンド・ザ・ファズは2011年に結成された、ギリシャで活動するロック・バンド。
キーボード奏者、専任女性ヴォーカルを含む5人編成です。
リーダーはヴォーカルを務めるダフネ・ラズ(lz)で、作詞作曲も彼女が中心となっています。
本作は彼女が2015年までに書き貯めたマテリアルをまとめたデビュー・アルバム。
(本作に先駆けて2013年に発表したシングル「Doop Doop」で既にヒットを記録しているとのこと)
プロデューサーはアレックス・ボルパシス(Bolpasis)が担当。
ギリシャのグループ、ループ(Luup)にギタリストとして参加している人物で、
プロデューサーとしても活躍しているようです。
Daphne and the Fuzz

 ダフネ・ラズは前述のビートルズのみならず、
プログレ、ブルース・ロック、サイケなどブリティッシュ・ロックに一通り、ハマっていたようです。
アンダーグラウンド気質を感じさせる暗くじめじめしたムードと、
サイケデリックなアレンジが同居したサウンドはなかなかにカオス。
しかしながら、さっぱりとした彼女のヴォーカルと
膜を張っているメロトロンが落ち着かせている印象です。
緩急のメリハリが効いたダイナミックな曲展開に加えて、
転調も多いながらポップなメロディーで聴き手を引っ張ってくれます。
メロトロンも含めた多彩なキーボードの音色も素晴らしい。

Daphne and the Fuzz - Burn Down Your House (Official Video)

暗くブレブレの映像がいかにもインディーズ仕様。
サスペンスと高揚感を伴う、サイケロック・チューンです。
GSを彷彿とさせる衣装が眩しい。

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