Maz O'Connor/The Longing Kind

Maz O'Connor/The Longing Kind
2016年3月 イギリス
『ペダル・スティール増量のサード』

 今年は前作のレビューを書いたミュージシャンの新作が続々とリリースされています。
ブログも3年目に入り、歴史が蓄積されてきたことを実感。

 マズ・オコナーもそんなミュージシャンの一人で、2014年のセカンド・アルバムをレビュー。
それも、2014年の総括記事で第二位に選んでいたほど、お気に入りの作品でした。

 ロンドンを拠点に活動するフォークSSWです
。詳しいプロフィールなどは前作のレビューを参照ください。
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 プロデューサーは前作同様、ジム・モーレーが務めており、
アルバムの内容には連続性を感じさせます。
すなわち、初期ジョニ・ミッチェルを彷彿とさせる荒涼としたメロディーは健在で、
ルーツと親しみやすさを両立させた本格派な英フォーク作。

 清廉とした歌声の素晴らしさも相変わらず。
ジョニ・ミッチェルよりも溌剌としている印象。
ピアノ、アコギ、チェロ、ペダル・スティール等によるアコースティックな質感のアンサンブルは、
たおやかでエレガント。
特にチェロやウッドベース、そしてペダル・スティールは、
余韻たっぷりの残響が美しい。
十分にとった余白の埋め方は文句なし。

 本作は、前作のようにトラッド改作やカバーを含んでおらず。
ただし元々、トラッドの現代的解釈を目的としている彼女ですので、方向性に変化無し。
伝統を感じさせる新しいトラッド・ソングが並んでいます。
春を予感させるような、ほのぼのとしながらも陽光を感じさせる爽やかなメロディーがそこかしこで登場。
前作が気に入ったなら、まず外さないアルバムです。

今回はyoutube動画が沢山見つかったので3曲ご紹介しましょう。

Crook of His Arm

女の子の気ままなダンスが全面的にフューチャーされています。
郷愁を感じさせるメロディーを訥々と歌うマズ・オコナー。
ペダル・スティールとチェロが響き合う様が美しい。これぞブリティッシュ、という部屋もいいですね。

The Longing Kind

こちらはタイトル・トラック。こちらでも、わななくペダル・スティールが活躍。
ボンボンと低音を響かせるウッドベースも落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
穏やかながら終盤にエモーショナルな盛り上がりもあり。

Mother Make My Bed

最後は、弾き語りの映像です。
ギターの演奏も歌も申し分ないパフォーマンスを披露してくれています。
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