Yojikとwanda/フィロカリア

Yojikとwanda/フィロカリア
2015年9月 日本
『緻密なサウンドと豊富な引き出しが武器』
2010年にデビュー。
男女2人による、爽やかなポップスを奏でるアコースティック・デュオの通算3枚目。

元々、インターネット経由で結成された経緯があり、
ファーストでは、かなり宅録っぽい質感が漂っておりました。
しかしセカンドからはゲスト・ミュージシャンを導入。
箱庭っぽさを保ちつつも、一気にサウンドが華やかに。サードはその流れを組んだアルバムとなります。
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 音楽性は矢野顕子、大貫妙子、ピチカートファイヴ、ボサノヴァ、トラッド、スパニッシュを聴き込んで
室内楽風にアレンジ、たっぷりスタジオで作り込んだら出来た音楽というイメージ。
随分と盛りだくさんですが、
異なるルーツを持つ二人が共にソングライターだからこそのその引き出しの多さ、と言えるでしょう。
全体としては、オルゴールから流れてくるポップスという感じの、
メルヘンチック且つ素朴な味わいが魅力となっています。

 ヴォーカルのYojik、ギターのwanda。共に穏やかで柔らかい歌声、音色が印象的。
今回のアルバムでは作曲のクレジットがグループ名義になっているので定かではありませんが、
ボサノヴァや矢野顕子、大貫妙子成分はyojikが、
スパニッシュ、トラッド成分はwandaが担っていると思われます。
ちなみにWandaはプロデューサーとして、以前当ブログで紹介した安藤明子のシングルも担当。

 ゲスト・ミュージシャンとして、イトケン(ドラムス)、MC sirafu(スティールパン)、
岡野勇仁(アップライトピアノ)、服部将典(ウッドベース)、吉田悠樹(マンドリン、二胡)が参加。
芳醇な室内楽サウンドは彼らのバックアップで生み出されています。
プロデューサーはいませんが、
アコースティック、フォーク系のエンジニアとして知られる上野洋が4曲で録音を担当しています。

 ファーストから比べるとかなり開放的になっているものの、部屋の中という空気感も健在。
初期の頃はぼんやりしていた個性が本作でクッキリしてきた気がします。
男女アコースティック・デュオは数あれど、
ここまで作り込んだ緻密なサウンドと豊富な引き出しを見せるグループはいないでしょう。

走らない、汗はかかずにゆっくりと。熱はほどほどにさらっとしている自然体。
そういう音楽なのだと思います。
充実の最高傑作。

愛しのアンナ

敢えてwandaのリード曲を紹介。
カジヒデキ、ボサノヴァからの影響を感じさせる曲です。
囁くような歌い方はフレンチ・ポップスっぽくもあり。
スティールパンが効果大で、何だかサイケデリックな聴き心地。

映像については・・・・・・そうですね。
おっさんが「グラビアアイドルのイメージビデオごっこ」に戯れる、という感じなのかな。
見続けていると、じわじわと沸き上がってくる感情。
「いいなー。楽しそうだなー。」(昨日と同じだ)
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