KING CURTIS/Instant Groove

KING CURTIS/Instant Groove
1969年 アメリカ
『多彩なアレンジのカバー曲が楽しい』

 今週からOKMUSICに載せて頂いた文章の補足記事をこちらでやっていこうかな、と思います。

 今回のテーマは「病院の待ち時間で聴きたい曲」でした。
正直なところ最初は
「病院の待ち時間で音楽に没頭していたら、
自分の名前(または番号)を呼ばれても気づかないのではないか?」
と思いました。(ごめんなさい)
そこは脇に置いておいて、退屈且つ気を持たせる待ち時間を少しでも楽しめるように、
更に病院ということを考えてインストで、ということで選曲したのがキング・カーティスの「Foot Pattin’」です。

 キング・カーティスは60年代のアトランティック・ソウルを語るうえで、
最重要といっていいサックス・プレイヤー。
彼の真骨頂は迫力あるブロウ。
そのエネルギッシュな演奏は
ソウルならではのブラック・パワーが充満したもの。

 さて本作。ジミヘン「Hey Joe」ビートルズ「Hey Jude」ジョニー・ナッシュ「Hold Me Tight」、
ジミー・ウェブ作曲ナンバー3曲、バーンスタイン「Somewhere」、
スライ「Sing A SImple Song」、ザ・バンド「The Weight」と盛りだくさんの内容に加え、
2曲のオリジナルを収録しています。
kingcurtis.jpg

参加メンバーも豪華。
4曲に参加しているデュアン・オールマンはもちろんのこと、
ピアノにはスプーナー・オールダムとバリー・ベケット、
ベースにジミー・ジョンソン、ギターにレジー・ヤングなど一流のプレーヤーが参加。
ポイントは彼らが若手時代から参加しているという点。
若手プレーヤーの登竜門として、
キング・カーティスのアルバム・セッションは大きな役割を果たしていたのです。

オリジナル曲「Instant Groove」「Foot Pattin’」では豪快なグルーヴを堪能できる反面、
B面では甘いストリングスがイージーリスニングのように響く場面もあり。
ただアンサンブルには愛嬌があり、楽しく聴ける一枚となっています。

 サービス精神を感じるカバー曲の多彩なアレンジ。
そして何といってもデュアン・オールマンの白熱するボトルネック奏法と
カーティスのブロウが交錯するカッコよさ。
これぞ名盤です。

「The Weight-King Curtis」

 気持ちよく「きゅぃーん」していますね。
満ち引きが感じられる演奏がとてもかっこいい。

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