David Bowie/Black Star

David Bowie/Black Star
2016年1月 イギリス
『このアルバムについての感想』

 そろそろ、ニュートラルな姿勢で聴くことが出来るかなという頃合い。
本日はデヴィッド・ボウイの『Black Star』をご紹介。
もう数多のレビューが世に出ていることもあることですし、
今回はシンプルに全曲感想を書いていこうと思います。
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「Black Star」10分近いタイトル・トラック。ジャズ・ミュージシャンを起用しており、ジャジーな作風です。前半はブラック・ジャズ、スピリチュアル・ジャズの要素が濃くなかなかにアヴァンギャルド。後半になるとボウイならではのダンス・ビートを交えた、コズミックなサウンドへと変化。ベルリン三部作~『Space Odyssey』という感じでしょうか。

「Tis a Pity She Was a Whore」管楽器群とピアノによる緩いインプロヴィゼーションには驚くものの、オーソドックスなボウイ節。前の曲を踏襲したスペーシーでドラマティックなメロディーが魅力です。トランペットが前面に出た終盤はスピリチュアル・ジャズの様相。

「Lazarus」ダークな雰囲気はタイトル・トラックと同様。メロディーが平坦な割に曲が長いので、地味に感じます。

「Sue (Or In A Season Of Crime)」80年代クリムゾンというかエイドリアン・ブリューっぽい。ビートが荒くなって不穏な空気を帯びていく展開はスリリング。これで印象的なサビがあれば。

「Girl Loves Me」シンセサイザーとボウイの穏やかな歌唱、打ち込みで構成されたエレクトリックなナンバー。ラブソングにしか思えないタイトルですが、やはり暗鬱。

「Dollar Days」ピアノ弾き語りを主体としたバラード・ナンバー。エモーショナルな歌唱は聴きどころでしょう。ただし過去のドラマティックなナンバーと比べてしまうと、インパクトは弱いかもしれません。

「 Can't Give Everything Away」

ベルリン三部作の頃の作風に近いラスト・ナンバー。飛翔するサックスの音色が爽やかで、ボウイの歌唱も清々しい。

 最初、取っつきにくいかなと感じてはいたのですが、暗鬱であるという前情報さえ掴んでおけば、7曲とコンパクトな構成であることもあり(最近デラックス・エディションが凄かったので)すっきりと聴きやすかったです。個人的には全盛期と比肩しうる楽曲は見出せませんでしたが、アルバムとしては十分楽しめました。(わたしの一番好きなアルバムは『Hunky Dory』です。)

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