一十三十一/ THE MEMORY HOTEL

一十三十一/ THE MEMORY HOTEL
2015年10月 日本
『邦楽レビューには気を遣う男』

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 『City Dive』に続いてアルバム・ジャケットがユーミンを意識したものになっていると思います。
『昨晩お会いしましょう』に『WISH YOU WERE HERE』のおじさんを混ぜたような・・・・・・
かなりヒプノシス・チック。
今回も弓削匠というデザイナーの方が担当されているとのこと。
()きれいなジャケットだと思います。
ということは、今回もシティ・ポップ路線は続いているのかな?

 一十三十一は現在、日本で活発に活動する女性SSWの一人。
流線形のクニモンド瀧口が参加してからのアルバムは
エレクトロ・サウンドを取り入れた現代的なシティ・ポップ路線で、若いファンも多く獲得しています。
都会的な音楽とクールなヴォーカルは非常に魅力的。
今回のアルバムでもクニモンド瀧口、ドリアン、カシーフといった主要なスタッフは引き継がれているので
世界観は継続中だということが察せられます。

 キラキラ感が少し減退して打ち込みのビートがより強調されている、
という変化によって、より大人っぽくなった一十三十一というのが第一印象。
アンニュイな彼女のヴォーカルも素晴らしい。
派手さはありませんが、落ち着いたダンス音楽アルバムです。

ただ、ビートを強調したことにより、
(新機軸の)ミドル・テンポの楽曲では流麗なメロディーがビートでぶつ切りにされてしまうところがあり。
もう一つ。彼女のクールでアンニュイなヴォーカルは素晴らしいのですが、
一方で打ち込みのサウンドとマッチし過ぎてアンサンブルに同化してしまい、
表情に乏しいと感じるところもあり。
もちろん、これが初期のアルバムならこんな難癖は付けないのですが、
積極的なリリースの結果(本当にありがたい!)、わたしも慣れてしまったのでしょう。
そういうところもあったよ、ということで。

そんなことをちょっぴり思ったりもしますが、これからまだまだ聴き続けて耳に馴染ませてみたいです。

一十三十一「Labyrinth ~風の街で~」MV

アルバムの中では大人しめのバラード。
一曲だけ抜いて聴くと、改めてメロウで素晴らしいと感じました。

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