Bill Ryder-Jones/ WEST KIRBY COUNTY PRIMARY

Bill Ryder-Jones/ WEST KIRBY COUNTY PRIMARY
2015年11月 イギリス
『ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのヴォーカルが
デヴィッド・ボウイになっちゃったみたいな』


 UKインディー・シーンを代表するグループの一つ、ザ・コーラルの元ギタリスト、
ビル・ライダー・ジョーンズのソロ3作目だそうです。
(自分はザ・コーラルのことを詳しく知らず、何曲か聴いたことがある程度でした。)
そういった事情には疎かった訳ですが。
内に向かった激情を吐き出しているエモーショナルなヴォーカル、
ヘヴィなリフを引きずるファズ・ギター。
ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのヴォーカルが
デヴィッド・ボウイになっちゃったみたいなサウンドは大好物。即購入した次第です。
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 ファーストはオーケストラ・アレンジ、
セカンドはニック・ドレイク風アシッド・フォーク、と作風を変えてきた彼。
サードの本作では、アシッド・フォークという方向性はそのままですが、
バンド・サウンドで録音されています。

 鬱屈して少し掠れ気味のヴォーカル。
ギターは振り子のようにリフを繰り返してわななくのみ。
単純ですが、穏やかな歌い出しから感情が沸き上がるままに
ヘヴィなサウンドへと変化していく様は、ドラマティック。
フロイドの如き、夢幻のキーボード・ワークも素晴らしい。

歌われるメロディーは内省的で美しく、ニック・ドレイクを引き合いに出されることも納得。
伝統に則っており、乱暴に言えばポール派だと思います。

幼いころに使っていた寝室で録音したとのことで、密室ならではの閉じ籠った音になっているのもポイント。
膝を抱えて聴いていたいアルバムになっています。

「Bill Ryder-Jones - Satellites (Live at Green Man)」

鬱屈としたロックなのに、こんなに大観衆の前でやっちゃうんだ、
と思いましたが見事なパフォーマンス振り。
(例えばホステスから)日本盤がリリースされて来日ということになれば、うれしいのですけれども。

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