Torsten Goods/Thank You Baby!

Torsten Goods/Thank You Baby!
2015年10月 ドイツ
『ダンディな歌声がたっぷりと楽しめるアルバム』

 ドイツ出身、フュージョン系SSW/ギタリスト、トルステン・グッズの新作が届きました。
前作までは輸入盤店を中心にフォローされてきた彼のアルバムですが、
今回は品揃えこそされているものの日本語でのレビューをネットで見かけることが出来ませんでした。
どうやら今回はソウル、ジャズのスタンダードをカバーした渋いアルバムとなっており、
その辺りが影響した模様です。
9731-2_Titel.jpg

 レコーディング・スタッフには所属レーベルであるアクトの精鋭が参加。
プロデュースはドイツを代表するジャズ・ドラマー、ウォルフガング・ハフナーが担当。
自身のヴォーカル/ギターに加え、ロベルト・ディ・ジオラ(フェンダー・ローズ)、
ティム・ルフェーブル(ダブル・ベース)、ウォルフガング・ハフナー(ドラム)という編成です。

 マーヴィン・ゲイが歌ったホーランド=ドジャー=ホーランド作の「How Sweet It Is」や
黒人霊歌「誰も知らない私の悩み」の他、
ナット・アダレイ、オスカー・ブラウンJr、レイ・チャールズなど
ソウル、ジャズの渋いミドル・ナンバーが並んでいます。
オリジナルもいくつかありますが完全に同化。

ピアノ・ジャズによるヴォーカル作品となっており、得意のギターはごく控えめ。
その分、彼のダンディな歌声がたっぷりと楽しめるアルバムです。
軽快なスキャットを披露するヴォーカル、ふくよかな音色で表情豊かなピアノが素晴らしい。
加えてインストである「誰も知らない私の悩み」辺りで
クローズアップされているグルーヴィなリズム隊も、もちろん申し分なし。
抜群にキャッチーであった前作に比べると地味ですが、こちらも一級品には間違いありません。

「Midst Of Your Love」


マーヴィン・ゲイの影響を感じさせるバラード・ナンバーで、
本作に於ける数少ないオリジナル・ナンバーの一つです。
ギター・ソロのブルージーな泣きっぷりは、90年代のクラプトンっぽいですね。

 輸入盤が各店に入荷中。
もっと読まれたい。ランキングのクリックにご協力を。→
関連するタグ ドイツジャズソウル

トラックバック一覧

コメント一覧

コメントの投稿

名前

タイトル

メールアドレス

URL

本文

パスワード

非公開コメント管理者にだけ表示を許可する