Miracles of Modern Science/Mean Dreams

Miracles of Modern Science/Mean Dreams
2015年8月 アメリカ
『プログレ度が高いチェンバー・ポップ新鋭』

 入り乱れる弦楽器の調べと美しいコーラス・ワークのコンビネーション。
爽やかで上品なチェンバー・ポップですが、
どことなくジェントル・ジャイアントを彷彿とさせる所がある、と思います。

 ミラクルズ・オブ・モダン・サイエンスは、2005年ニューヨーク州プリンストン出身。
プリンストン大学の同級生2人ジョシュとエヴァンによって結成したグループを前身としており、
後にフェイスブックを経て知り合った3人を加えています。
EPも出しているものの、アルバムとしては本作で2枚目。
若手のロック・バンドとしてはのんびりペースですね。
MIRACLESOF.jpg

 音楽性は前述した通り、知性を感じさせるチェンバー・ポップ。
変拍子、ポリリズムを多用している点は、やはりジェントル・ジャイアントと共通しています。
ミラクルズ・オブ・モダン・サイエンスの場合、
音の浮遊感を重視しておりスペース・ロックの要素を含んでいるのが特徴。
とは言え、ドラマティックな展開はかなりプログレ的です。

 複雑な楽曲を一糸乱れぬアンサンブルで聴かせる演奏力はもちろん、
爽やかなハイトーン・ヴォーカルとコーラスの美しさも素晴らしい。

凝った展開ばかりが詰まっているのに一切小難しく思わせず、
あくまで上品なメロディーに包んでソフトな印象を持たせているのはさすが。
ほとんどの曲を3分台に収めており、その構成力にも文句なし。
カンサスに代表される70年代アメリカン・プログレの流れを受け継いだグループだと思います。
後はもう少し、アルバムを発表してくれれば。

「The Chop」


入り乱れる各メンバー達を見ているだけで演奏の複雑さが良くわかります。
この曲辺りはアトールっぽさもあるかな。

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コメント一覧

#811 No title
これはなかなかオモロイですな。
演奏している楽器はテクノロジーとは程遠いアナログ楽器。
しかし楽曲の発想はテクノロジーを駆使したコラージュ作品のような質感。
不思議なかんかくです。
#812 Re: No title
わんわんわん様 こんばんは

コメントありがとうございます。

アナログとテクノロジーのアンバランスな同居ということですね。
端的に特徴を捉えていて素晴らしいコメント、ありがとうございます。
その通りだと思います。

このアプローチでビートルズなどをカバーしたYOUTUBE動画があり、
そちらも面白いのでおすすめです。



> これはなかなかオモロイですな。
> 演奏している楽器はテクノロジーとは程遠いアナログ楽器。
> しかし楽曲の発想はテクノロジーを駆使したコラージュ作品のような質感。
> 不思議なかんかくです。

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