Wild Child/Fools

Wild Child/Fools
2015年10月 アメリカ
『まったりほろ酔いダンス・ミュージック』
 ワイルド・チャイルドはテキサス州オースチンを拠点に活動するポップ・グループ。
ケルシー・ウィルソン(ヴァイオリン&ヴォーカル)、
アレクサンダー・ビギンズ(ウクレレ&ヴォーカル)の二人を中心にしたグループで、
他のメンバーとしてキーボード、チェロ、ドラム、ベース、トランペットが加わっており総勢7人編成です。
2010年から活動しており、本作で3枚目のアルバムとなります。
wildchild.jpg

 ヴォーカリストとして二人がクレジットされていますが、
主役はケルシーでアレクサンダーはあくまでサポートに回っています。
エキセントリックさが影を潜めたケイト・ブッシュとでも言うべきでしょうか。
芯が強く清廉なヴォーカルとヴァイオリンを中心とした、
上品でファンタステイックなポップ・ミュージックが展開されています。
ヴァイオリン、トランペット、チェロといった楽器編成ながら
バンドはあくまでも彼女の裏方に徹しているため、すっきりと歌声を楽しむことが出来るのが特徴。
もちろんチェンバー・ポップならではの華やかさはきちんと保たれたうえでのこと。
また一部楽曲でアレクサンダーのウクレレが主役となっている
アコースティック・フォークが楽しめるのですが、
そこでのほんわかとした雰囲気がアクセントとなっており、素晴らしい。

 陽気でありながらどこかあか抜けない内向的な音楽。

 派手さはありませんが、静かなダンス・ミュージックとしては上質のものと感じました。

Fools - Live at Arlyn Studios

ありがたいことにライブ映像が公開されていました。
ちょっとカメラワークがせわしなく感じるのは年のせいでしょうか。
徐々に盛り上がっていくほろ酔いダンス・ミュージック。

Stones - Live at Arlyn Studios

トランペットの鳴りっぷりが場末っぽさを演出していて最高、なミディアム・ナンバー。
お姉さんたちのまったりした踊りっぷりも言うこと無し。
素晴らしい雰囲気のライブですね。 

もっと読まれたい。ランキングのクリックにご協力を。→
関連するタグ アメリカポップス

トラックバック一覧

コメント一覧

#807 No title
ポロンポロンというウクレレがミソですな。
ギターがあるとどうしてもバンドのサウンドがギターの構造的な特徴であるオープンハーモニーに支配されてしまうのですが、ギターがいないことによってハーモニーに隙間ができるのでウクレレとかバイオリンなどの生楽器が生きてくるのでしょうね。
#808 Re: No title
わんわんわん様 こんばんは

コメントありがとうございます。

なるほど、ギターがいるとどうしてもコダマしてしまうという弱点を背負う訳ですか。
やっぱり7人を生かすべく考えられたギター不在だったということですね。

> ポロンポロンというウクレレがミソですな。
> ギターがあるとどうしてもバンドのサウンドがギターの構造的な特徴であるオープンハーモニーに支配されてしまうのですが、ギターがいないことによってハーモニーに隙間ができるのでウクレレとかバイオリンなどの生楽器が生きてくるのでしょうね。

コメントの投稿

名前

タイトル

メールアドレス

URL

本文

パスワード

非公開コメント管理者にだけ表示を許可する