Vulfpeck/Thrill of the Arts

Vulfpeck/Thrill of the Arts
2015年10月 アメリカ
『未来的ノスタルジー・ファンク』

 「無音状態がずっと続くだけのアルバムをリリースしてSpotifyで資金を集めた」
ことで、話題となったグループ、ヴァルフペック。
無機質なアルバム・ジャケットからメカニカルなサウンドをイメージしていたのですが、
何ともカラフルなソウル・ミュージックを楽しむことが出来ました。

 ヴァルフペックはミシガン州アナーバーを拠点とする鍵盤奏者を含む4人組ファンク・グループ。
2011年に活動を開始。
アルバム・デビュー前にはモータウンのカバーを徹底的にやっていた時期があったそうです。
本作はデビュー・アルバム。(いや、無音のアルバムをファーストとすべきなのかな?)
vulfpeck.jpg

 さてサウンドですが、モータウン系かと言うとどうだろう、という感じ。
ピアノを主軸としたファンク・インストが多くを占めており、
そのグルーヴ感はアトランティック系のもの、と通じるものがあり。
ブッカーT.&MG’Sやミーターズのような骨太のサウンドです。
一方でヴォーカル・ナンバーではスロウでロマンティックなムードに一変。
ソフトで包み込むような歌声とコーラスがキャッチー。
こちらにはモータウンの幻影を確かに感じることが出来ました。
また、ノスタルジックなだけではなく、
フュージョンやテクノを通過した硬質の洗練を感じさせる所が個性的。

 自分たちが最上級にリスペクトしているデヴィッドTウォーカーを
デビュー・アルバムに参加させていることを始め、
様々なミュージシャンをゲストとして招待しているのもポイント。
多くはネット経由での録音のやり取りだと思われますが、
これも新しいセッションのモデル・ケースなのでしょう。
もちろん一体感は希薄になっていますが、
アルバム全体がカラフルに彩られているのは間違いありません。

 爽やかで透明感のあるピアノ、うねるベース、
プリミティヴなドラムによるアンサンブルは強力で極上のグルーヴを体験出来ます。

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 序盤、フィリーソウルみたいですが、サビではジャクソン5風にシフト。
フルート・ソロをラストに持ってきた構成もナイス!
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コメント一覧

#805 No title
あけましておめでとうございます。あいかわらず深堀りで幅広ですね~!本年もご交流・情報交換の程よろしくお願いいたします。
#806 Re: No title
ローリングウエスト様

あけましておめでとうございます。
こちらこそよろしくお願いいたします。

もう少し記事のストックが貯まれば、そちらのブログにも訪問出来ると思います。
もうしばらくお待ちください。

1月中は新譜レビューのみで突っ走りますが
2月からは色々取り上げる予定です。
楽しみにしていただければと思います。




> あけましておめでとうございます。あいかわらず深堀りで幅広ですね~!本年もご交流・情報交換の程よろしくお願いいたします。

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