Lotte Kestner - Best Of Requested Cover Songs

Lotte Kestner - Best Of Requested Cover Songs
2015年10月 アメリカ
『名曲群をミスティックなアシッド・フォークへと次々料理』

 ワシントン州シアトルを拠点に活動しているロッテ・ケストナー。
90年代後半からトレスパーズ・ウィリアムというグループで音楽活動を開始。
そちらではケミカル・ブラザーズのアルバムへ参加するなど話題にもなったようです。
しかし2012年にグループは解散。現在は並行して活動していたソロ・プロジェクト、
アンナ・リン・ウィリアムスとして頑張っているようです。
また彼女はアンナ・リン・ウィリアムス名義の他に、ロッテ・ケストナー名義をソロとして用いており、
オリジナルの他にカバー・ソングをyoutubeなどで配信していたとのこと。
私自身は今回、このアルバムがファースト・コンタクトとなるので
彼女の以前の音楽性について把握していません。
とにかく生産性が高く、4つ(上記+1)の名義を使いこなす女性SSWなのであります。
lottekesner.jpg

 本作は彼女のカバー・ソングをまとめたアルバムとなっています。
ベストと付いているのは傑作選ということでしょう。選曲は以下。

01. Pink Moon (Nick Drake)
02. I Get Along Without You Very Well (Chet Baker)
03. Don’t Dream It’s Over (Crowded House)
04. Lost Cause (Beck)
05. How To Disappear Completely (Radiohead)
06. Wish You Were Here (Pink Floyd)
07. Rikk Agnew (Lisa Will Insult You, Darling)
08. Where I’m Headed (The One AM Radio)
09. I Don’t Know What I Can Save You From (Kings of Convenience)
10. Van Occupanther (Midlake)
11. Imagine (John Lennon)
12. Fade Into You (Mazzy Star)
13. Not A Job (Elbow)
14. Alison (Slowdive)
15. Enjoy the Silence (Depeche Mode)
16. Do You Realize (The Flaming Lips)
17. I’m Going To Go Back There Someday (Gonzo)

自分としてはピンク・フロイドとニック・ドレイク辺りが選ばれているのが大きいところ。
しかしそれ以外にもフレーミング・リップスやジョン・レノン、レディオヘッド、
マジースター、デペッシュ・モードなど、ある意味王道なチョイス。

ここから推測できる通り、彼女はアシッド・フォーク系のミュージシャン。
弾き語りのみならず、プログラミングを駆使しているのが特徴。
シンセサイザーによる残響音(シューゲイザー)やエコー、
多重録音コーラスなどで楽曲をより幻想的に仕上げています。

気怠くダーク、静謐な美しさを秘めた解釈が楽しめる好作品。おもしろいですよ。

I Want You



原曲はこちら
エルヴィス・コステロ・ヴァージョンであった温かみはどこへやら、
すっかり、やさぐれフテクサレ・ソングへと変貌しているのが凄いところ。
実はこの曲はアルバム未収録なのですが、ついつい出来が良かったので紹介していました。

Enjoy the Silence

原曲はこちら
ほぼ面影なしの激変ぶり。
アコギの調べがとても幻想的で素敵で、
ミステリアスなバラード・ナンバーとしてすんなり聴けてしまいます。
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