Trey Anastasio/ Paper Wheels

Trey Anastasio/ Paper Wheels
2015年11月
『Phishギタリストが放つフュージョン系SSW作』

 アメリカを代表するジャム・バンドとしてグレイトフル・デッドと並び称されるフィッシュ。(Phish)
そのギタリストがトレイ・アナスタシオです。これまで取っつきにくいイメージがあり
(実際取っつきにくいですよね?)フィッシュには手が出せませんでした。
ところがジェイムス・テイラー張りのジェントリーなフォーキー・ソングや、
スティーリー・ダンを彷彿とさせる洗練されたジャズ・ロックに耳を奪われてみると、
実はフィッシュのギタリストだったという。

 トレイ・アナスタシオはニュージャージー州、プリンストン在住。
フィッシュに創設期から関わる中心メンバーであり、
89年からは自身のバンドを作り、平行して活動しています。
ソロとしては96年から活動を開始。本作は11枚目のアルバムとなります。
ソロ・ミュージシャンとしても、ベテランと言えるキャリア。
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 私は本作からトレイ・アナスタシオに入門したので、これまでの音楽性の変遷は知りません。
本作に限って言えば、ソリッドなバンド・アンサンブルが楽しめるジャズ・ロック・ナンバー、
そしてリラックスしたソウルフルなミドル・テンポのヴォーカル・ナンバー。
この二つが混在した大人向けのロック・アルバムだと感じました。
時折、フィッシュの中心メンバーだと思い出させてくれる急激な変調もあったりしますが、
全体的には穏当なサウンドが楽しめます。

 アンサンブルでは、時にファンキー、時にジャジー、と見事に引き分けるキーボード、
フュージョンのごとく流麗な速弾きギター辺りが印象に残ります。
リズム隊の生み出す強靭なグルーヴ、トレイ自身によるダンディな歌声も素晴らしい。
クリーンな録音環境で生み出された、素晴らしいAOR音楽であることは間違いありません。

「The Song」

この曲はジャズ・ロック路線とソウルフル路線の中道を行った曲。
女性コーラスがゴージャスに盛り上げるヴォーカル部、
ほんわかとしたホーンとピアノをバックに、ソリッドなギターが飛翔するインスト部、
それぞれに表情の変化が楽しめます。
輸入CDが流通しています。
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