Sarah Blasko/Eternal Return

Sarah Blasko/Eternal Return
2015年11月 オーストラリア
『アンニュイなシンディ・ローパーってどういうことだ?』

 シンセサイザーが飛翔するサウンドはゴシックな雰囲気で包まれています。
サラのクールなヴォーカルがミステリアスな魅力を放ち、とても耽美的。
正しく気分はニュー・ウェイヴ。

 サラ・ブラスコはオーストラリア、シドニー生まれの39歳。
1990年代半ばよりシドニーを拠点にするバンド、アクエス(acquiesce)のメンバーとして音楽活動を開始。
(このグループがどんなサウンド指向だったのかは不明)
2001年にグループを離れるとデュオとしての活動を挟み、2004年からSSWとして活動を開始します。
本作は5枚目のアルバム。
尚、彼女はSSWとしての活動の他、プロデューサーとしても活動しています。
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 音楽性は先にも書いたように、ニュー・ウェイヴの影響を多く受けたシンセ・ポップ。
幻想的なサウンドはケイト・ブッシュを彷彿とさせるエキセントリックな面を持っています。
しかしより近いイメージとしては女版ブロンスキ・ビートといったところ。
どこまでもクールで透明なファルセット・ヴォイス。
酩酊状態で聴いてみたい、と思わせるゆらゆらとしたダンスビート。
この辺りが魅力の肝となっています。

 シンセサイザーをとことん強調した音作りになっているため、
歌とシンセと残響だけで構成されている曲も多いです。
ドラムもいますが総じて機械的(ほぼマシーンの如き無機質さ)。
ムーディーなバラードも素晴らしいですが、
スペーシーなアップテンポで彼女の独自性が発揮されていると感じました。
アンニュイなシンディ・ローパーとでも形容してみたくなる、うらぶれた可愛さがあり。

「Only One」

彼女のお茶目なダンスがたっぷり楽しめるクリップとなっています。
ひたすらに繰り返されるフレーズにいつの間にか溺れてしまう、素敵な曲。
あ、車で帰る途中だったのね・・・・・・

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