The Young Novelists/ Made Us Strangers

The Young Novelists/ Made Us Strangers
2015年4月 カナダ
『ほんわか哀愁フォーク・ロック』

 優しいコーラス・ハーモニーとわななくブルース・ギター、弾けるピアノ。
ノスタルジーたっぷりのフォーク・ロックで、肩の力を抜いて楽しめました。

 ヤング・ノヴェリスツはカナダのトロント出身。
2009年に結成された、6人編成のフォーク・ロック・グループです。
本作は2枚目のアルバム。
アコースティック・ギター担当のグレイドン・ジェイムス、パーカッションの紅一点ローラ・スピンクが中心となっており、
この二人は同名義でデュオとしても活動しています。
他、リード・ギターのジョン、ベースのマイク、ドラムのアランという三人が
正式メンバーとして名を連ねています。
先ほど6人編成と書きましたが、残り一人はサポート・メンバーなのか、
それとも脱退したばかりなのか定かではありません。
ただアルバムではピアノ奏者が加わっています。
theyoungnovel.jpg


 彼らのプロフィールには、ザ・バンド、ブルー・ロディオという
カナダが生んだフォーク・ロックの名グループがリスペクト・ミュージシャンとして記載されています。
ボブ・ディランと親交が深い為か、ついついアメリカのグループと勘違いしてしまいがちですが、
ザ・バンドはカナダのグループ。
地元のバンドに愛されてザ・バンド冥利に尽きることでしょう。
その二組とは別にウィルコもリスペクトしているとのことで、
音楽性もアメリカーナ由来のフォークをルーツにしつつ、
爽やかなメロディーと疾走するビートを強調したロック音楽に仕上がっています。
美しいコーラス・ハーモニーの美しさ、ブルース・ギターの泣き、
ピアノや掠れた歌声から漂う哀愁が合わさって、
先に書いたようにノスタルジーたっぷりのフォーク・ロックを形成。
基本的には男声ヴォーカルですが、数曲、紅一点ローラによるヴォーカル曲を収録。
そちらではトラッド寄りのサウンドになっており、
清廉といったイメージがアルバム構成上、良いアクセントになっています。

キャンプ・ファイヤーを囲んで和んでいるかのような、ほっとする魅力があり。
この緩さ加減は間違いなくザ・バンドから継承したものでしょう。

「Singer Songwriter」


 整った演奏でクリップかと思ったのですが、セッション映像だったのですね。
うまい。
アルバムよりもエモーショナルな面が強調されており、特にブルース・ギターの泣きがいい。
「若い小説家」なんて名乗るだけになかなかに若年寄な雰囲気を持っています。

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