Jill Scott/Woman

Jill Scott/Woman
2015年7月 アメリカ
『女王の貫録をヒシヒシと感じる』

 ネオ・ソウルの女王と呼ばれているジル・スコット。
実は聴いたことがありませんでした。

 フィラデルフィア出身。
2000年にデビュー作『Who Is Jill Scott? Words and Sounds: Vol. 1』を発表して以来、
今までに4枚のアルバムを発表。
そのいずれもがグラミー賞にノミネートされています。
今回のアルバムは4年振り5作目。
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 女王と呼ばれているだけに歌唱力が圧巻。
パワー、表現力ともに一流であり、しかし常に全開にはせずにメリハリを付けて歌っているのが特徴。
聴いていて疲れません。
音楽性は古き良きフィラデルフィアやアトランティックなどを彷彿とさせるクラシックなものと、
打ち込みなどビートやリズムを強調した現代的なものが同居。
ソウルの歴史を一枚に詰め込んだようなアルバムとなっています。
シンセが全面で活躍しており、一部、ハウスっぽいところもあり。
バラエティーに富んだ内容で一気に聴けてしまう、スキのないアルバム。
要所要所に配されているインタールードも効果的に曲間をつなげており、こだわりを感じます。

 こういった現代的なソウル作はわたしのようなおっさんにはなかなか馴染めなかったりするものですが、
ジル・スコットの温故知新の精神がアルバムに行き渡っているためなのか、
すんなりと受け入れられてしまったことに驚いています。

 先に書いた通り、ソウル史を俯瞰するような内容な為、
逆に個性が見えにくくなってしまい最初は地味な印象を受けるかもしれません。
しかし間違いなく本格派。

流行とは全く別のところにある音楽ですが、熱い支持を受けているとのことで何より。

「Fools Gold」

 彼女が得意とする、モダン路線を代表する楽曲。
見栄っ張りの男の中身は空っぽだった、みたいなことを歌っています。
もう1曲載せておきます。

Closure

こちらはグッとクラシックなソウルに寄っています。

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#801 No title
最近小生もカントリーロック、フォークロックのよさがしみじみレビュー機会が多くなってきました。このグループもお宝物ですね!
#802 Re: No title
ローリングウエスト様 こんにちは
コメントありがとうございます。

> 最近小生もカントリーロック、フォークロックのよさがしみじみレビュー機会が多くなってきました。このグループもお宝物ですね!

フォークロックいいですよね。
このくらいだとフォークロックでも若者にも入りやすい音だと思います。


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