菊地雅章/イースト・ウィンド

菊地雅章/イースト・ウィンド
1974年 日本
『土着的なドラミングが圧巻』

 ジャズのアルバムを聴き始めてもうすぐ5年くらいですが、
実は日本のジャズはほとんど手付かずでした。
最近コツコツと聴き始めていて、本作もそんな中の一枚です。

 菊地雅章は「マイルス・デイヴィスに誘われた唯一の日本人」ということで知っていたのですが、
アルバムを聴いたことがありませんでした。
50年代から活動している、日本を代表するジャズ・ピアニスト。
音楽性は幅広く、入門盤をどれにしようか迷いましたが、
フォノグラムのレーベル「EAST WIND」の第一弾アルバムとなった本作をチョイスしました。

 メンバーは以下。
菊地雅章(p)、日野皓正(tp)、峰厚介(ts)、JUNI BOOTH(b)、ERIC GRAVATT(ds)

マッコイ・タイナー・カルテットの二人がリズム隊として参加している豪華メンツです。

収録曲は2曲のみ。
1曲目「East Wind」はマッコイ・タイナー・カルテットの流れを汲んだジャズ・ロック色の強いナンバー。
日本人二人による血気盛んな吹きっぷりが素晴らしい。
加えてトライバルなドラミングが強力。
この曲のエリックさんが日本の盆踊りで叩いたらさぞ盛り上がることでしょう。
菊地雅章によるピアノと共に放たれる猫の鳴き声のような呻きも聴きものです。

 2曲目「Green Dance」はよりファンキーで、土着的な雰囲気が強調されています。
菊地雅章のピアノは、こちらの方がより白熱しているという印象。
グイグイ速度を増していくインプロヴィゼーションは圧巻です。

 スピリチュアル・ジャズの流れを汲んでいる作品ですが、小難しくはならず、
かっこよくスマートに聴かせてくれるのはメロディーを大事にする日本人のアルバムならでは、
の部分もあると思います。
電化マイルスの影響が濃い初期作品も機会があれば聴いてみたいです。

「Green Dance」

 最初のベース・ソロからして、アフリカの少数民族の儀式めいたミスティックな魅力があり。
(これが結構長いんだけれども)
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