Barbecue Bob/ Rough Guide to Barbecue Bob

Barbecue Bob/ Rough Guide to Barbecue Bob
1920年代 アメリカ
『違いが分からない男のブルース・レビュー21』 

 かなりブランクを空けてしまいましたが、久しぶりのブルース・レビューをお楽しみいただければと思います。

 1920年代、アトランタのブルースをブラインド・ウィリー・マクテルと共に支えていた人物。
それが本日の主役、バーベキュー・ボブです。
バーベキュー・ボブは気ままに放浪暮らしを続けた自由人で、
自動車の修理工やシェフといった仕事に付きながら、お客さんの前で歌う、という生き方をしていたそうです。
12弦ギターはテキサスを訪れた際、レッド・ベリーより教えを受けたことによる影響とのこと。

 バーベキュー・ボブはアトランタのブルース・シーンを物色していたコロンビアによって発見され、
1920年代後半に60曲ほどの録音を残したそうです。
そして1930年、最後のレコーディングの数か月後に死去。まだ29歳という若さでした。
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 師匠にあたるレッド・ベリーと比べると、バーベキュー・ボブには毒がありません。
より愛敬を振りまいた親しみやすいラグタイム・ナンバーを得意としています。
振り絞るような豪快な歌声と、ボトルネックを用いたスライド奏法が彼の個性。
戦前ブルースの並み居る技巧派ギタリストたちに飲まれて、
あまり語られることのないブルースマンですが、
ブルースに軽やかなポップさを持ち込んだ彼の功績は大きいです。

 ちなみに彼の代表作として、
エリック・クラプトンがカバーした「マザーレス・チャイル・ブルース」という曲があります。
クラプトンがカバーして、何度目かの再発見のきっかけになったということですね。

 本作はバーベキュー・ボブがコロンビアに残した楽曲群から選りすぐったベスト盤です。

Spider and the Fly


以下、歌詞一部抜粋

Up said the spider : to the little fly one day
Won't you come around : let's pass the time away

Come into my parlor : said the spider to the fly
You won't have to do no hollering : I love you until you
die

My mama told me be careful : wherever I flew
Spider's will try to tempt you : and be *baby*

ある日、飛び回っている小さなハエに、蜘蛛は言いました。
「あなたの周りに来ることはありません、あっちで時間をつぶしてきますので。」
そうしてパーラー(つまり蜘蛛の巣)に入ってきたハエに、蜘蛛は言いました。
「何も騒ぐことは無いんですよ。わたしはあなたが死ぬまで愛してあげます。」

ハエ「私のママは言っていたわ。蜘蛛たちはどこを飛んでいようと
私たちを誘惑しようとしてくるって。」

蜘蛛とハエに例えたラブソングですね。蜘蛛の丸見えな下心がお茶目。

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