森山公一/Record!

森山公一/Record!
2015年6月 日本
『久しぶりに味わう「やっと出た」という感覚』

 昔、好きだった邦楽ポップ・バンド、オセロケッツ。
ビートルズとそのフォロワー達の音楽への憧れが詰まった
素敵な音楽をたくさん作ってくれたグループでしたが、
2000年代前半にフェイドアウトして活動休止。
その後、フロントマンであった森山公一の活動を追っていたのですが、
オセロケッツの後のThe Ma’amはカントリー趣味全開でいかんせん渋すぎた。
(いや、これはこれとして好きなのですが)。
CSNのパロディ・ジャケが印象的な浅森坂は素晴らしかったのですが、
残念ながら単発で終わってしまい・・・・・・。
イマイチ、軌道に乗り切れていないなぁ、
と思っていたら2011年から2012年に掛けて、いつの間にかオセロケッツ再結成とアルバム発表。
しかもライブ限定だったため後で知った自分は聴くことも叶わず。
この「知らない間に再結成していてまた活動休止しています」という状態にモヤモヤし続けて数年、
遂にリリースされたソロ作がこのアルバムなのです。

 CDを開封して歌詞カードの表紙を見て。
「ナチュラル・ガスだな。」これは楽しみだ!

 アレンジャーとして毛利泰士(坂本龍一のマニピュレーター)、
尾崎博志(カントリー系ベテラン・ミュージシャン)が参加しています。

 ポップあり、グラムあり、ブギーあり、とバラエティーに富んだ内容なのはソロ作ならでは。
そこは予想通りでしたが、思いのほかカントリー要素がググッと深く入り込んでいました。
正直、このまま枯れた音楽に向かっていくのは惜しいという気持ちはあり。
とは言え、従来の魅力であったキャッチーなメロディーや、語感を重視した歌詞は健在。
The Ma’amなどコンセプトがはっきりしていたグループでは
聴けなかったタイプの曲も入っているので非常に楽しめました。

ライナーには「ブラッククロウズやクワイアボーイズからストーンズやフェイセズを教わった世代」
と書いてありました。
それらのグループが活躍していた当時は自分も夢中になって聴いていたのですが、
それにしてもクワイアボーイズからフェイセズとは・・・・・・面白い音楽遍歴だと感じました。

 尚、本作は1年掛けたアルバム制作プロジェクトから生まれており、
全曲をyoutubeで聴くことが出来ます。

The Akantare


イナフズナフからの影響を感じさせるドラマティックなバラード。
つまりはオセロケッツっぽさも濃いナンバーで、旧来のファンへのサービス曲と言えるでしょう。
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