Marker Starling/ Rosy Maze

Marker Starling/ Rosy Maze
2015年4月 カナダ
『おじさんポップスって、こんなにおしゃれ。』

 甘く儚い歌声とキーボードによって紡がれる、トローンととろけるような柔和で寂しげなメロディー。
メランコリー・パーティ・ジャムを標榜している彼ら。
なるほどメランコリーだな、と思う一方でメランコリー・パーティって何だろうという気持ちもあり。
それはともかく梅雨時にはぴったりの音楽。

 マーカー・スターリングは元々、マントラーという名前で活動していたトロント出身のロック・バンド。
トリオ編成。
なのですが、メンバー・フォトでは必ずおじさん一人しか映っておらず、
てっきりこのおじさんがマーカー・スターリングだと思っておりました。
実際、このおじさん=クリス・カミングによるプロジェクト色が強い様子。
本作はグループ改名後、初のアルバムとなります。
marker_starling.jpg

 ジャド・フェアやダニエル・ジョンストン、エリオット・スミスといった
オルタナ通過後の(おじさん)SSWに影響を受けたというクリス・カミング。
その影響が反映されたシンプルで、アンニュイな鍵盤弾き語り曲が並んでいます。
また、ニュー・ソウルなどに通じるソフトなR&B感覚が備わっているのも特徴。

 ソフトな男声コーラスと優雅なストリングス、浮遊感のあるキーボード、
隙間を多くとったリズム隊が絡み合うアンサンブル。
更にフルートやブラスが彩りを添えています。
どこか非現実的でぼんやりとしたファンタジックな聴き心地です。
ヴォーカルは先述した通り、甘く儚い歌声。
決して派手ではありませんが曲調とマッチしていて気持ちよく聴けます。
ソフト・ロック的な趣がありながらも、音数を抑えてすっきりしたサウンドになっているのもポイントでしょう。

「Husbands」


 ブラス隊とエレピの絡み合いがとても爽やかなポップ・ソング。
リーダー、クリス・カミングが出ずっぱりのクリップとなっていますが・・・・・・
取り敢えず頭突きされたら痛そうですね。

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