Lucy May/Whirlwind

Lucy May/Whirlwind
2015年4月 イギリス
『ストレートな王道ポップ・ロックが新鮮、そんな2015年』

 最近よくパット・ベネターを聴いています。
女性ハード・ロッカーの先駆け的存在でありながら、
ジョーン・ジェットやリタ・フォードなどに比べると言及されることが少ないミュージシャンだよなぁ、
とふと思っていました。
まだパット・ベネターのことを知らなかった方はこの機会に
Heartbreaker」から聴いてみてください。
ドラマティックなメロディーに隠せないダサさが素晴らしい!

 実をいうと今日書きたいのはパット・ベネターの事ではなく、
(タイトルを見れば分かるよね)ルーシー・メイの事だったりします。
つまりルーシー・メイを初めて聴いた時に
「このダサかっこよさは正しくパット・ベネターの如し!」と思ったので、
ちょっと前書きしてみました。(でもこうなると、パット・ベネターの記事もきちんと書かないとダメですね)

 ルーシー・メイはロンドン出身のカントリー・シンガー。年齢非公開。
幼い頃からモータウンやビートルズなど、60年代の王道ポップスやカントリー音楽を聴き込んで育ったとのこと。
彼女は学生時代に演劇部のミュージカルに音楽を提供したことを切っ掛けに、
ミュージシャンとしての活動を開始します。
下積み時代、レストランでのパフォーマンスが観客に評価されツイッターで拡散。
それを知ったプロデューサー、
グレッグ・フィッツジェラルド(ホール&オーツやマドンナ、ジェシカ・シンプソンなどを手掛ける大物)から
手を差し伸べられることとなり、本作のリリースへと繋がったとのことです。
LucyMaybanner.jpg

 イギリス出身、ということが意外に思えるほどダイナミックなポップ・ロック・ナンバーが揃ったアルバム。
根っこにカントリーのルーツがあるからこそ、なのかもしれません。
溌剌として力強いヴォーカルは素晴らしい。
また、シンセや軽快なリズム隊が主導するアンサンブルは80年代を彷彿とさせます。
分厚いコーラスのサビにおけるレトロさ加減たるや、絶妙な按配です。
ポップなメロディーを軸に、ヴォーカル主導のポップ・ソングを揃えた奇をてらわないストレートな作風。
サウンドの傾向もさることながら、
押しの強さもパット・ベネター顔負けでスタンダードな大物の風格を感じさせます。
これがデビュー・アルバムだとは俄かには信じられません。

「Whirlwind」


 タイトル・トラックにしてオープニング・ナンバー。
パット・ベネターを引き合いに出したこともご納得頂けることでしょう。
躍動感あるメロディーをストレートに打ち出した王道ポップ・ロックです。
この曲だけ聴いてしまうとカントリー?となってしまいそうですので、
アコースティック・ヴァージョンもどうぞ。



 バッチリ、カントリーですね。
しかしライブ・ヴァージョンで聴くと、パワフルなヴォーカルの力量がよりはっきりと感じ取れますね。
本作は輸入盤が流通しています。

もっと読まれたい。ランキングのクリックにご協力を。→
関連するタグ イギリスポップスロック

トラックバック一覧

コメント一覧

#727 No title
ルーシーメイはよく知りませんがパット・ベネターよく聞いていましたね~!「ハートブレイカー」と、一転してセクシーな歌声「愛にまかせて」、大ヒットした「強気で愛して」・・、’80年代を代表する女性ロッカー(グラミー賞を4回も受賞)なのにまだ取り上げていませんでした。(苦笑)
#729 Re: No title
RW様 こんばんは

コメントありがとうございます。
パット・ベネターを聴いていたのですか。
ちなみに僕は後追いです。
いい曲いっぱいあるのですが、
今の時代では少しダサイ雰囲気もあるのかもしれませんね。
それがズバリ魅力な訳ですが。

> ルーシーメイはよく知りませんがパット・ベネターよく聞いていましたね~!「ハートブレイカー」と、一転してセクシーな歌声「愛にまかせて」、大ヒットした「強気で愛して」・・、’80年代を代表する女性ロッカー(グラミー賞を4回も受賞)なのにまだ取り上げていませんでした。(苦笑)

コメントの投稿

名前

タイトル

メールアドレス

URL

本文

パスワード

非公開コメント管理者にだけ表示を許可する