Pale Honey/Pale Honey

Pale Honey/Pale Honey
2015年5月 スウェーデン
『ヘヴィ・リフの波にまみれても涼しさを失わない不思議聴感』
 手持ちのストックで残ったアイテムはこれ一枚のみ。
本作のレビューを書き終わったら、また新譜発掘作業に戻りたいと思います。
既に期待度の高いタイトルを何枚か見繕っておりますので乞うご期待。

 本日ご紹介するのはこちら。
ヨーテボリ出身。女性二人組によるグループ、ペール・ハニー(淡い蜂蜜)のデビュー作です。

 今回は(今回も、かな)公式HPを始めネットからの情報が不足しており
経歴などが明らかにされていません。
Youtube動画の履歴から察する限りでは2013年頃から活動していると思われます。
ドラムとギター&ヴォーカルという編成。

palehoney.jpg
 冴えきったビジュアルのなんと素晴らしきことよ。

 ネオアコ、オルタネイティヴ・ロック、エレクトロ、
といったジャンルの影響を受けたダルダルなロックをやっています。
ガッツはほどほどですが、ダーク且つアンニュイな雰囲気が充満しているのが特徴。

 達観したかのように突き放したクールなヴォーカル、
不穏さを強調するヘヴィー・リフを繰り出すギター、骨太なドラムに加え、
ベース、浮遊感を生み出すシンセやエコーもふんだんに入った、
(先述した通りの)ダルダルなアンサンブル。
正しくこれは、クールなビジュアルと完全一致。
ただしエコーなどは使いどころを限っており、
あくまでも二人の演奏による空気感を重視しているのがポイント。
ラフさを残しながらヒリヒリした緊張感も伝わるナイス録音だと思います。
(完全なるバンド・アンサンブルになってしまっていますが、それはご愛嬌)

 重いビートが主導するシリアスなカッコよさで聴かせてくれます。
一方で、メロディーが少し淡泊に感じる部分もあり。
もちろんビートを優先にすれば仕方がない部分ですが、
弊害として楽曲群の表情の変化が乏しく感じることもありました。
とは言え、デビュー作としては上々。
これからの活躍に期待大です。

「Tease」


最新のライヴ・ヴァージョンを見つけたのでそちらをどうぞ。
アルバム中でも最もヘヴィーな曲がこれです。
アルバム・ヴァージョンはこちら
それにしても演奏風景では完全に4人組のバンドに見えますね。
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コメント一覧

#714
まさにダルダルなテイストがそのまま持ち味になってますね。デビュー期の映像と言うことで、これから色々バンドサウンドが広がって行くのでしょう。
#719 Re: タイトルなし
わんわんわん様

こんばんは

再びコメントありがとうございます。

> まさにダルダルなテイストがそのまま持ち味になってますね。デビュー期の映像と言うことで、これから色々バンドサウンドが広がって行くのでしょう。

ハッタリは十分効いているので、人気出そうな予感はしています。
次作がとにかく楽しみです。
#720 No title
GAOHEWGII様、こんばんは。

最近、スウェーデンでシューゲー・パンク・オルタナ系統の影響を滲ませるグループが盛んに出てきていて、非常に気になってるのですが、コレもなかなか、というかめちゃくちゃ良いですね!

引き合いに挙げたくなるグループとしては、メロディにあまり媚びないとこも含めて、やはりWarpaintですかね(ルックスや佇まいもそっくりだし)。突き放すようなクールネスとDIY精神、ミニマルなサウンドプロダクション、そして気だるいヴォーカル。

内省的なエコーを使いながらもバンドアンサンブルの空気感を前面に打ち出してくるのは、最近の実権派インディーの傾向ですね。「Youth」とか、完全にツボです。「Fish」も実にクール。これは是非、国内規格でCD出してほしいですね(FaitとかWestkustみたいに)。
#722 Re: No title
Choco16様 こんばんは

コメントありがとうございます。

他の曲も含めて
ミニ解説まで入れて頂きうれしい限り。
シンプルな構造でダイナミズム重視、という感じで
いい曲が揃っていると思います。

確かにオルタナ以降のサウンドなのですが、
リフを前面に押し出すスタイルは
ロックの王道ですよね。

日本盤がリリースされるにはもう少し認知度が高まる必要があるかも。
僕が注目している時点で、「そういうこと」な訳ですが。

> GAOHEWGII様、こんばんは。
>
> 最近、スウェーデンでシューゲー・パンク・オルタナ系統の影響を滲ませるグループが盛んに出てきていて、非常に気になってるのですが、コレもなかなか、というかめちゃくちゃ良いですね!
>
> 引き合いに挙げたくなるグループとしては、メロディにあまり媚びないとこも含めて、やはりWarpaintですかね(ルックスや佇まいもそっくりだし)。突き放すようなクールネスとDIY精神、ミニマルなサウンドプロダクション、そして気だるいヴォーカル。
>
> 内省的なエコーを使いながらもバンドアンサンブルの空気感を前面に打ち出してくるのは、最近の実権派インディーの傾向ですね。「Youth」とか、完全にツボです。「Fish」も実にクール。これは是非、国内規格でCD出してほしいですね(FaitとかWestkustみたいに)。

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