Villagers/Darling Arithmetic

Villagers/Darling Arithmetic
2015年 アイルランド
『荒涼として冷ややか。
アイルランドらしい暗く穏やかなフォーク作』


 アコギとピアノによる、荒涼として冷たいイメージを感じさせるメロディー。
アイルランドらしいフォーク・サウンドを聴かせるヴィレジャーズの新作です。

 最近youtubeで偶然発見したグループなのですが、
実は日本でも結構に知られていた存在のようです。
その原因となったのがくるりによる来日招聘を伴う猛プッシュ。
検索して日本語のレビューがバーッと出てきたのは久しぶりの事で、
敢えて自分が記事に仕上げる必要も無いのでは。。。
と心が萎えかけましたがバッチリ気に入ってしまった音楽だけに、
きちんと書いておこうと思います。

 前述の通り、アイルランド出身。
フィドルと鍵盤奏者を含む5人編成のグループで2008年に結成されています。
近作ではエレクトロ要素とトラッドの融合を試みていたとのこと。
ニール・ヤングのサポート・アクトに起用されたことを始め、
既に英米で一定の支持を得ているようです。
Villagers.jpg


 わたしは後ほど紹介する本作のオープニング・ナンバー「Courage」で彼らの事を知りました。
シンプルなギター弾き語りにシンセを被せたフォーク然とした曲で
寂しげなメロディーと儚げな歌声に惹かれた次第。
前作までの彼らを知らないので比較は出来ませんが、
あくまでアイリッシュ・トラッドをベースとして、アレンジにシンセやハーモニーを被せ、
時にエコーを被せて幻想的に仕上げた音楽になっています。
また、エレクトロ・ミュージックとの融合を経験しているからなのか、
キーボード・サウンドには雄大さと神秘が感じられるのも特徴。

各楽曲は目立ったハイライトもなく終始、
沈みきった曲調でキャッチーさはあまりありません。
宇宙をテーマにしていた頃のデヴィッド・ボウイから派手さを一切取り除いたような感じでしょうか。
地味で渋いアルバムながら、内省的なフォーク・サウンドには繊細な美しさが宿っています。
ここは腰を落ち着けて、じわじわ染みるのを楽しみたいところ。

Courage

本文中でも紹介したリード・トラック。いい曲。



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