The London Souls/Here Come The Girls

The London Souls/Here Come The Girls
2015年4月 アメリカ
『ド直球なタイトルに英国好きはスルー出来ない』

 もう一度タイトルを見てほしい。
本日ご紹介するアルバムはロンドン・ソウルズのヒア・カム・ザ・ガールズ。
これぞド直球。
イギリス音楽贔屓の自分が今年一番食いついたタイトルがこれだ!
「おーけーおーけー、分かっているぜ。モッズとかビートルズが好きなのだろう」
とyoutube動画を再生した先に待っていたサウンドとは?

 ロンドン・ソウルズはその名とは裏腹にニューヨーク出身のグループ。(紛らわしい
2008年に活動を開始した当初はトリオ編成のグループでしたが、現在は二人組。
ギターのタッシュ、ドラムのクリスという二人でヴォーカルを分け合っています。
尚、レーベルとの契約はまだしておらず、完全に自由な状況で活動しているとのこと。
LONDONSOULS.jpg
明らかに壁が一人分空いているアルバム・ジャケット。
リアルなダメージ加工仕様。

 ファンクやソウルなどの黒人音楽のフィーリングを色濃く感じさせるハード・ロック・サウンドと、
ハーモニーと一発で心に刺さるフックを持ったポップ・サウンドの融合。
彼らが標榜しているのはそんな音楽であり、公式ページには
「グループで言うならツェッペリンやクリームのヘヴィネスと、
ビートルズやホリーズのポップ・サウンドを混ぜる」という
再びド直球の分かりやすい説明が載っていました。
本作はそんな彼らのセカンド・アルバムとなります。

 メンバーは二人ですが録音はデュオではなく、ベース、オルガンの音が加わっています。
地響きに様に重く、時にマシンガンのように叩きまくるドラム、
ジミヘンの影響を強く感じさせる粘っこいブルース・ギターがアンサンブルの中心。
とにかくビートが重く、ローファイな粗い録音環境と相まって、
ディープでアンダーグラウンドな雰囲気が支配しています。

 音楽性はやはりというか、セカンドにも関わらずとっ散らかっています。
ホリーズとクリームをいっぺんにやってしまおう、という野心は買いたいところですが、
つぎはぎっぽい感じは拭えません。
ツェッペリン好きの主張なのか、トラッド・テイストの曲もあったりします。
しかしながらイギリスへの憧憬が伺える暗くクールな佇まいと
時折表われてしまう埃っぽさの按配が素晴らしい。
ハーモニーをふんだんに配しているのに、野郎二人だけではしょぼしょぼな状況。
しかしそれが逆に哀愁を漂わせて味わい深いです。

 個々の楽曲は名曲とは言えないものの、オマージュに溢れた楽しいものが多いです。
ロック黄金時代のチャレンジ精神を思い起こさせてくれるアルバムと言えるでしょう。

When I'm With You

この曲で購入を決めた訳ですが、
これだけ聴くと正統なビートルズ・フォロワーに思えてしまうからやっかいです。
それでも、やたらと重いビートに「んっ!?」と引っ掛かることは確かですね。
取り敢えずベースと鍵盤を入れてパーマネントなバンド体制になってほしいところ。
これからの活躍に期待したい存在です。
アマゾンなどで輸入盤が入手可能。

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