Inni-K/The King has Two Horse's Ears

Inni-K/The King has Two Horse's Ears
2015年3月 イギリス
『空耳ケイト・ブッシュで久しぶりに当たりが。』

 ケイト・ブッシュが好きだ。
好き過ぎてだいたい月一で空耳ケイト・ブッシュ
(そう聴こえてしまう女性ミュージシャンのこと)を見つけてしまう。
そうして今月も新しい空耳ケイト・ブッシュとのご対面。
しかもエキセントリックな『The Dreaming』の頃を彷彿とさせる逸材です。

 Inni-K・・・・・・これはイニ・ケーと読んでいいのでしょうか。
とにかく彼女はインディ・フォーク系SSWであり、アイルランド州キルデア出身。
幼い頃からアイリッシュ・フォークに傾倒していた彼女。
年を重ねるにつれ、新世代のインディー・フォーク系ミュージシャン
ファイストエミリアナ・トリーニレイチェル・サーマンニなど)の作品にも触れ、
自身の音楽素養を高めていきました。
やがて音楽活動を始めた彼女は(色々すっ飛ばしますが)
アイルランドの音楽番組への出演を皮切りに、
ニューヨークのロックウッド・ミュージック・ホール、ロンドンのサドラーズ・ウェルズ劇場、
アイルランドのコーク・オペラハウス、ダブリンの国立コンサートホールなど、
名だたる会場で演奏する機会を与えられ、名声を高めました。
本作はそんな彼女のデビューEP『Gentle Star』に続くデビュー・アルバムとなります。
inni2.jpg


 音楽性はプロフィール通り。アイリッシュ・トラッドをベースにした
ポップス、フォーク、アコースティック・ミュージックをやっています。
彼女はマルチ・プレイヤーでもあり、
本作の録音にはピアノ、アコギ、ウクレレ、フィドル、ペダル・スティールなどを駆使。
ただしパーカッションにはブライアン・ウォルシュという若手を起用しています。
伸びやかな高音を武器とする清廉な歌声は多重録音によるコーラスで、
ヴォーカリーズの要素も高くなっています。
ミステリアス且つクールな曲調と相まって、
やはり前述の空耳ケイト・ブッシュに狂いは無かったと感じます。
しかしながら、ケイト・ブッシュ自身、アイリッシュ・トラッドからの影響が濃いため、
短絡的に決めつけては駄目ですね。(自戒)。
ここで紹介するのもフォロワーだけでは終わらない、
イニ・ケーならではのモダンなアプローチが加わっているからこそ。
マルチ・プレイヤーだからこその打ち込みやプログラミングを多用した、音の重なりは美しい。
Youtube動画を探しているときに気付きましたが、
本作の収録曲のいくつかは3年ほど前から披露されているものでした。
曲の練り具合も申し分なし。
アイリッシュ・トラッドには冬が似合うものですが、
来たる新緑の季節、穏やかな散歩のお供にもどうぞ。

「Come with Me」


 クリップが制作されているのはこの曲。
オリエンタルなところはやはりケイト・ブッシュを・・・・・・といいつつ、
こりゃあ改めて聴くとファイストの方が近いかな。(この曲に関しては)
とにかくいい曲でしょう!
2分付近の「ヘイ」もいいね。

itunesでダウンロード販売されています。
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