白波多カミン/白波多カミン

白波多カミン/白波多カミン
2015年3月28日 日本
『何かいけないものを聴いているような』

 帯コメントには早川義夫が起用されており、おおっ、となる。
おっさんファン向けの仕掛けに我ながら、思う壺。

 京都出身、2013年からは東京に拠点を移して活動しているSSWによるサード・アルバム。
前作のレビューはこちらから。今回は弾き語り作品とのこと。
新曲6曲+前2作からのタイトル・ナンバー2曲を再録音、計8曲を収録。
確か、去年の時点で「次のアルバムはメジャーから。」
というアナウンスがなされていたはずなのですが、
本作はつのかくしレーベルからのリリースとなっています。

 開放的で爽やかな聴き心地が新鮮。
今にして思えば『くだもの』には、じめじめしたアンダーグラウンド感がありましたが、
それはプロデューサーJOJO広重の影響が大きかったのかもしれません。
従来の暗いサイケデリック感はそのままに、
弾き語り中心のサウンドにより、女性らしい穏やかさが前面に出ています。
女の本音を生々しく表現した歌詞の持ち味も相変わらず。
弾き語り効果ゆえか、何かいけないものを聴いているような背徳感を抱かせてくれます。
今回、ジャケットに於いて顔を隠しているのですが、
TAKAMIN.jpg
アルバムを聴き終えるとそれも納得。
これは捲らないのが武士の情け。

 弾き語りが中心ですが、今作でも一部でバンド録音が採用されております。
ニルヴァーナなど、初期オルタナティヴ・ロックをほうふつとさせる、
シンプルでラフなアンサンブルが特徴。
ボロンボロンとつま弾かれるだけで至ってシンプルなアコギも合わせて、
必要最低限の装飾しかされていません。
おかげで、清々しい歌声とメロディー
(ルーツは渋谷系~喫茶ロック辺りのフィルターを通した米SSW作品でしょうか)
の素晴らしさがくっきりと表れています。
初回から素直にいい曲ばかり、と思えるアルバムでした。

「姉弟」


タイトルからの流れで歌詞を追っていくと・・・・・・まぁ、騙されます。
ずるいですね、これ。
ライブに行きたい気持ちはありますが、
これをおっさんが一人で聴きに行くのは相当ハードルが高いなぁ。
初期大森靖子のファンにもおすすめ。
 

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