Sooo Baad Revue/SOOO BAAD REVUE

Sooo Baad Revue/SOOO BAAD REVUE
1976年 日本
『ギンギンにやってみよう(言ってみたかっただけ)』

 75年に結成され、76年には解散。
関西のソウル系セッション・プレイヤーが集結した、
スーパー・グループとして名高いソー・バッド・レヴュー。
ずっと聴きたかった唯一のスタジオ盤がCD化。
買ったことで満足してしまい、しばらく寝かせてしまっていたのですが、
最近やっと聴きました。

 メンバーは、北京一(vo)、砂川正和(vo)、石田長生(g)、永本忠(b)、
チャールズ清水(ky)、国分輝幸(ky)、ベーカー土居(dr)という布陣で、
北京一のみ、コメディアンだったそうです。
メンバーの楽器構成を見ても分かる通り、
リズム隊以外は各パートにつき、二人が担当しているのが特徴。
そのため、楽曲によって先導するメンバーを交代させるという方法で、
各メンバーの見せ場を作るという配慮があり。
セッション・プレイヤーの集合体ならではの発想ですが、
多くのメンバーが入り乱れることで様々な要素が混ざり合い、
バラエティーに富んだ内容となっています。
SOOO.jpg

 LA録音されたという本作。
まず、オープニングのブッカーT&MG’Sを彷彿とさせる
インスト・ナンバー「ソウル地下鉄」に驚かされます。
タイトで骨太なリズム隊、伸びやかなギター、クールなキーボード。
本場のソウル、ファンクが持つグルーヴを体現していることを、
この曲だけで思い知らされます。
その後もブルース、フォーク、ロック、と様々なスタイルの楽曲が入り乱れる内容。

 彼らならではの個性のポイントとしては二つ。
一つ目は黒人音楽の模倣だけではなく、日本語ロックとして表現しようとしていること。
二つ目は関西の風土の注入すること。

 ソウル系ミュージシャンが集合ということですが、
あくまで流行としての黒さを吸収していることに留めており、
ベースとしてはロック、しかも歌詞は日本語で字余りにして載せる姿勢が印象的です。
「おれはけっしてぇ、わるいにんげんじゃないっ、ただかんがえーがぁ、あ・ま・い・だけ!」や
「ギンギンに楽しもう 俺の名前は銀太郎」など、歌詞はとにかく個性的。
加川良が2曲作詞していますが、それ以外も遜色ない仕上がり。
本作を聴く前には警戒していた関西弁の歌詞ですが、それほどきつくない自然な仕上がり。
上田正樹ほどの過剰さはありません。
ただしユーモアのセンスや生活感、粘っこい熱はやはり関西の風土でしょう。

 CD再発が遅れたが為に、忘れ去られてしまったのでは。
そんな思いもする、素晴らしいアルバムでした。

「かたつむり (part 1)」



この曲はアルバム収録曲ではなく、ボートラとしてライヴ・バージョンで入っていました。
こってりとした演奏と板についたコール・アンド・レスポンス、
そして歌詞の面白さ。魅力が詰まった貴重な動画です。ありがたや。
part 2とセットでどうぞ)
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#827 No title
石田長生(g)さんですか?山岸さんですか?ほんにええギター弾きはりますなぁ。チョーキングの時のピッチのとりかたが最高やね。

わんわんわんの口語は名古屋弁の関西アクセントとよばれる三重弁。経済圏は名古屋に属するのですが言語的には関西なまり。名古屋弁の関西なまりが三重弁というのが定説です。

関西圏特有の「いたない」という感情、これはBLUESの切ない感覚に似てます。語りであろうと歌であろうと「いたない」ものをめでる町人文化はこれは関東の武家文化にはない。酔うてますのでこの辺で失礼します。
#828 Re: No title
わんわんわん様 こんばんは

コメントありがとうございます。

この曲はレッドツェッペリンぽいと僕は感じました。
ギター、かっこいいですよね!

> 石田長生(g)さんですか?山岸さんですか?ほんにええギター弾きはりますなぁ。チョーキングの時のピッチのとりかたが最高やね。
>
> わんわんわんの口語は名古屋弁の関西アクセントとよばれる三重弁。経済圏は名古屋に属するのですが言語的には関西なまり。名古屋弁の関西なまりが三重弁というのが定説です。
>
> 関西圏特有の「いたない」という感情、これはBLUESの切ない感覚に似てます。語りであろうと歌であろうと「いたない」ものをめでる町人文化はこれは関東の武家文化にはない。酔うてますのでこの辺で失礼します。

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