The Hellacopters/ Head Off

The Hellacopters/ Head Off
2008年 スウェーデン
『暴走ロックンロールの道、険し』

 昔、とあるお店で働いていた時の事。
もう彼らは解散が決まっており
ラスト・アルバムとしてリリースされた本作にPOPを書いたことを覚えています。
「初期のパワフルさが戻り、シンプルなロックンロール多めの熱気あふれるアルバム」
みたいな感じで。
アルバム・ジャケはサバスのオマージュだろうと思っていたのですが、
違う意味があったとは当時知るすべもなし。
headoff.jpg


 2000年代、最も夢中になったグループの一つ、ヘラコプターズ。
スウェーデン出身のロック・グループです。
パワー・ロック・トゥディを切っ掛けに存在を知って以来、
アルバムはもちろんのこと、7インチ・シングルまで収集しました。
音楽性はいたってシンプル。モーターヘッドのような暴走ロックンロールに、
キッスのようなキャッチーなメロディー
(ヨーロッパのグループらしく哀愁が漂っているのもポイント)を載せたもの。
初期ではパンキッシュなイメージも強かったのですが、
徐々にピアノの存在感が増していき
後期ではレーナード・スキナードの如きハードボイルドな渋味が特徴となっていました。
しかし唐突にさっぱりとした解散発表の後、本作を残して解散してしまうのです。

 さて、このアルバムですが冒頭でも触れたとおり、
エネルギッシュなロックンロール・ナンバーが多く収録されています。
初期ほどのパンキッシュで前のめりなノリは無いものの、
躍動感溢れる仕上がりだと無邪気に楽しんでいたのですが・・・・・・
実はカバー・アルバムだという事実が発覚。
そう、本作はシークレット・カバー・アルバムだったのです。
正直、店頭で訳知り顔にPOPを書いてしまった本人としては「恥ずかしい!」という心境でした。
寄りによって一番好きなグループで、そのことが分からなかったとは。
シングルB面にはいつもカバーが入っていたのに。
歌詞が全くないのでおかしいとは思ったのですよね。
「お前、音楽に詳しい振りしているけれども、何も知らないんだな。」という心境。
収録されている曲はマイナーな(ガレージ色強めの)ロック・バンドから選ばれており、
しかも彼ららしいアレンジが施されているのでカモフラージュとしては完璧な仕上がり。

 時が立って聴きなおしてみてもかっこいいアルバムであることには間違いなし。
個人的には、聴くたびにあの時の驚きが蘇るというおまけつきなので、思い入れもあり。
これを聴くたびに、「もっともっと好きな音楽を探し続けなければ。」という気持ちになります。
ただラスト・アルバムなだけにオリジナル曲を聴きたかったと思うのも偽らざる気持ちです。

「I'm Watching You」


オリジナルはハンパーズによる94年作「Journey to the Center of Your Wallet」より。
聴き比べてみるとストレートなカバーをしていることが分かります。
ヘラコプターズへの影響も大きそうです。

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