Led Zeppelin/ Physical Graffiti 40th Anniversary Deluxe

Led Zeppelin/ Physical Graffiti 40th Anniversary Deluxe
1975年 イギリス
『変わり過ぎると文句を言い、
変わら無すぎると何も言えない。』


・・・・・今日はほったらかしてしまっていたツェッペリン・リマスター盤のレビューを発掘してみます。
風邪が全然良くなりません。


 これまでツェッペリンの最新リマスター・シリーズは、
リリース後に即レビュー記事を更新してきた僕ですが、
ここに来て反応が鈍くなってきました。
やっぱり一気に全タイトル出してしまった方が良かったのではないか、
と外野から後出しで言ってしまう今日この頃。

 今回は『フィジカル・グラフィティ』ですね。
過去のアウト・テイク(『III以降』)を放出して盛り沢山で詰め込んだ結果、
2枚組になったという大作。
フォークやブルースといった彼等に取って従来のルーツ音楽からの影響のみならず、
流行のニュー・ソウルにも反応。
ブラック・フィーリングも取り込むことで、より粘り腰のグルーヴが生み出されています。
独創的なギター・リフのアイディアがここに極まっており、
名曲「Kashmir」やB’zがオマージュしたことでも知られる「Trampled under Foot」などでのギターには、
古典から昇華させたインパクト抜群のフレーズが盛り沢山。

 個人的には学生時代に通学路だった田んぼ道を
自転車で走った時のテーマとしていた(なんちゃって)ウエスト・コースト
Down By The Seaside」のレイドバック感がたまりません。

さてリマスター効果についてですが、
この辺りのアルバムになると録音状況も向上していることもあり、
自分の耳ではあまり差異を感じることが出来ませんでした。
今回のリマスターで共通していると感じた以下の2点、
①音圧が低くなっていることで蛮性が後退してスマートになっていること、
②ドラムが引っ込んでベースやキーボードが前に出ていること、
については本作も同様な気がします。
煮え切らない感じになってしまうのは、
それだけ中期以降の前リマスターに関して不満が無かったということに他なりません。

 コンパニオン・ディスクにはヘッドリィ・グランジでの未発表テイクが7曲収録。
ジョン・ポール・ジョーンズ一時離脱前の初期音源ということですね。
事前に教わっていたのですが
Everybody Makes It Through (In the Light) (Early Version / In Transit)」が
ハープシコードを使っており、とてもオカルティックな仕上がり。
これは面白い。
他は「Brandy & Coke (Trampled Under Foot) (Initial Rough Mix)」での
キーボード・ソロが原曲よりも前面に出ており、新鮮でした。
それにしても2枚組だからもっと未発表あるかな、
と思ったのにこの分量の少なさは何故!?
・・・・・・出し惜しみしているだろうと思わざるを得ません。

「Brandy & Coke (Trampled Under Foot) (Initial Rough Mix)」


 本文でも書いた通り、ジョン・ポール・ジョーンズが大活躍。
完成版よりも跳ねたり、転がったりと表情豊か。
この辺りに指揮者志望でもあった彼の資質が表れている気がします。
エコーが掛かっていないのもポイント。

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