はっか/はっか

はっか/はっか
2014年12月 日本
『ニュー・ロック憧憬の新人グループ』

 「はっぴいえんどやシュガーベイブがスワンプ・ロックと溶け合ったかのようなコクのある骨太なCDだ。」
という帯(シールだけど)コピーにまんまと釣られてみました。

 下北沢440(駅からまっすぐ行くだけなのになかなか見えてこないので不安になるライブハウス)
を拠点として活動しているトリオ編成のグループです。
鍵盤奏者を含んでいる代わりにベースレスのため、
本作ではセッション・プレイヤーを迎えて制作されています。

 帯コピーにあるはっぴいえんどやシュガーベイブの要素もありますが、
骨太という部分がミソ。
どちらかと言うとセンチメンタル・シティ・ロマンスや
細野晴臣ソロ(初期)の方が近いかもしれません。
ファンキーなフォーク・ロックをやっています。

 近年のJPOPでは
とんと見かけないダンディズム溢れる歌声を聴かせるヴォーカルは新鮮。

 歌詞は松本隆や細野晴臣の影響が多分に感じられ、音楽性と相まってとってもノスタルジー。
ただし聞き覚えのあるフレーズが目立ち、習作の域を出ていないと感じました。
現代ならではのメッセージがもう少しあったらよかったかもしれません。

 伸びやかなスライド・ギター、バンジョー、ハーモニカ、爽やかなキーボード、
穏やかながら時に跳ねるリズム隊による
埃っぽくグルーヴィなアンサンブルは聴きごたえ十分。

 楽曲に関しては、帯から期待する音楽をその通り提示してくれているのですが、
似たようなミドル・テンポ曲(「TIGHTEN UP」のリズムを複数曲で登場させたりなど)
が続いたりして、個々で聴けばいいのですがアルバムだとちょっぴりダれてしまいました。
次作では泥臭いスタイルに拘りつつ、引き出しを増やしてほしい。
グルーヴィなソウル・ナンバーとかも合いそう。
もちろん、このままでも十分魅力的。
まったりとした渋い雰囲気が素晴らしく、
昼ご飯を食べた後にごろごろしながら聴いたりしたら最高です。
貴重な存在だと思うので息の長い活動を期待。

「彼女にあったらよろしくと」


 アルコールを入れてライブで聴くとじんわりと染みそうです。
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