Charley & Jesi/With Love

Charley & Jesi/With Love
2014年9月 アメリカ
『甘いブルース懐古ってあんまり無かった!』

 ミュージシャンがルーツを語るときに
「やっぱりビートルズが好きかな。」っていうのはよくある。
「後はビーチ・ボーイズ、」あぁそういう流れね、うんうん。
「フリートウッド・マック(80年代)も外せないよね。」おっ、ポップに寄ったな。
「あっ、そうそう、ソニー・アンド・シェールを忘れる所だった。」これは渋いチョイスだ!
※上記はミュージシャン本人が発言している風にアレンジした、彼らのリスペクト一覧です。

 というわけでカップル・デュオ、チャーリー・アンド・ジェシの新作を本日はご紹介。
二人はカリフォルニア州オーシャンサイド出身。
ある日、チャーリーのギターを聴く機会があったジェシは、その音色に反応。
会話の結果、上記のような音楽趣味が自分と一致していることを発見したのでありました。
ロサンゼルスへと移住した二人は、愛を育みながら音楽活動を開始。
これまで3枚のアルバムをリリースしており、本作は4作目となります。
タイトルは「愛を込めて」。はっはっはっ!
CharleyJesi.jpg

 こう書いていると何だか軟派なデュオに思えて来ますが、そんなことはありません。
音楽ルーツにしても、上記に挙げたのはあくまでもキャッチーな一例で、
実際には黒人音楽に深く傾倒しており、
ブルース、ソウル、R&Bの要素を消化してポップスへと仕上げた
先人へのリスペクトが表われたものです。

 アルバムはアコギ弾き語りと二人のヴォーカルを中心に、
ゲスト・ミュージシャンを交えたバンド・サウンドとなっています。
そのメンツが渋い。
ラブのギタリストであるジョニー・エコールズ、カントリー歌手ドワイト・ヨアカムピート・アンダーソン
シカゴのリー・ソーンバーグといった面々です。
面識のない先輩ミュージシャンにデモ音源を送り、
アルバム参加を交渉するとはなかなか出来ることではありません。

 甘く哀愁を含んだメロディーは質が高く、
且つ端々にブラック・フィーリングが漏れ出しています。
最初に挙げた音楽ルーツにも合点がいく温故知新サウンドで、
ダンス、サイケ、フォークなど様々な引き出しを披露した
バラエティー豊かなアルバムとなっています。

 ジェントリーな男性ヴォーカル、
憂いを含んだ女性ヴォーカルが的確に使い分けられているのもポイントで、
その「二人の世界」は魅力的なのですが、
ゲストが開放的にギターをかき鳴らすと一気に広々としたアメリカが出現。
そのコントラストも聴き所です。

「No Reply」
 
 
 クリップでも最初にアナウンスされていますが、ジョニー・エコールズの参加曲です。
レゲエのリズムに乗ったダンス・ナンバーで、シンプルながら気怠いメロディーが魅力的。
そしてジョニー・エコールズの登場シーン、カッコイイ!
煙たいブルース・ギターが炸裂しています。

国内流通はなし。
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コメント一覧

#452 No title
ベースの音の切り方が秀逸!
#453 Re: No title
わんわんわん様 こんばんは

コメントありがとうございます。

> ベースの音の切り方が秀逸!

ベースはセッション・プレイヤーが参加しているのですが、
クリップでは姿を見せていませんね。

確かに小気味いいリズムを刻んでいると思います!
#460 No title
ローリングウエスト様から頂いたコメントをこちらに転載させて頂きました。(GAOHEWGII)

> シェールの人気を決定付けた曲「悲しきジプシー」でソニー&シェールの名前を知りましたがデユエット時代はあまり聴いたことがないですねえ。離婚して2人の人生は悲喜こもごもだったのかも・・
#461 Re: No title
> ローリングウエスト様 こんばんは
>
> 自分はソニー&シェールから先に(後追いですけれども)聴きました。
> 1曲おすすめするならやはり
> 「I GOT YOU BABE」でしょうか。
> 今ならアルバムも1000円で買えるみたいですね。
> いいデュエットソングがたくさんあります。
>
> > シェールの人気を決定付けた曲「悲しきジプシー」でソニー&シェールの名前を知りましたがデユエット時代はあまり聴いたことがないですねえ。離婚して2人の人生は悲喜こもごもだったのかも・・

> ローリングウエスト様から頂いたコメントをこちらに転載させて頂きました。(GAOHEWGII)
>
> > シェールの人気を決定付けた曲「悲しきジプシー」でソニー&シェールの名前を知りましたがデユエット時代はあまり聴いたことがないですねえ。離婚して2人の人生は悲喜こもごもだったのかも・・

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