魚座/魚座の世界

魚座/魚座の世界
2001~2011年(ベスト盤) 日本
『暗い密室感がたまらないアングラ・フォーク』

 北九州市小倉出身のフォーク・ロック・グループ、魚座。
本作は自主盤と未発表曲で構成されたベスト・アルバムです。

 一番最近の2011年の音源からソロ・ユニットとして結成された2001年の音源まで
遡っていく構成の全12曲。
マスタリングを中村宗一郎が担当。

 現在はオルガン奏者を含む4人編成のバンドとなっていますが、
ヴォーカルとギターを担当するリーダーが作曲やアレンジなど、核を担っています。

 気怠さ満載で緩いバンド・アンサンブルは、
オルタナティヴ後のフォーク・ロックという感じです。
バンド・アンサンブルはシンプルで隙間が多く、コーラスも含めて脱力系。
ビート、ブルース・ロックをベースとしたリフ重視のギター、リズム隊に
キンキン唸るオルガンが絡んでいます。
ドリーミーというよりダークな雰囲気でアンダーグラウンド臭プンプン。
ポツポツとつぶやくような、さらっとしたヴォーカルもやっぱりダーク。
さすが14年間アンダーグラウンドに潜っていただけのことはあり、
内省的、と言う言葉だけでは語れないうらぶれた雰囲気を持っています。
自身のライナーに於いて豊田道倫のアルバムが
エピソードのアイテムとして登場するのですが、
彼に共通するダークさがあると思います。(ただしあそこまでどんよりでは無し)

 自主盤から構成されているだけに籠りまくった音質はややキビしい部分もありますが、
(元音源は聴いていないので成果が分からないものの中村宗一郎プロデュースも納得)
それを補って余りある「秘密めいた」魅力で一気に聴かせてくれます。

「おとぎの国」


中期ビートルズもほんのり漂う、サイケ・フォーク。
後半のノイジーなインプロヴィゼーションは、アンダーグラウンド好きにはたまりません。
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