浜田一平/笑ってくれよ

浜田一平/笑ってくれよ
2014年10月 日本
『捻くれものにはまぶしすぎる』

 偶然、youtubeで知った弾き語りSSWの初アルバム。
大阪を拠点に活動しており、タテタカコやおおはた雄一などと
ライヴ・イベントで共演した経験もあるようです。

 カントリー・ロック系を中心としたバンド録音と、
しっとりとしたフォーキー・バラードの弾き語りという二本柱で構成されています。
どちらもアメリカの伝統音楽に対する愛情を感じる本格派な仕上がり。

 カントリー・ロック系の曲は、おおらかでロード・ソングっぽいのが特徴。
スライド・ギターがとても気持ちよく鳴っています。
反響の付け方やダイナミックなバンド・アンサンブルのイメージも含めて、
奥田民生に対するリスペクトも詰まっているように感じました。(ビールのCMに合いそう)

 もう一方の弾き語り曲は情緒豊かで内省的。
Tears In Heaven」の頃のクラプトンみたいな、
穏やかな日常のブルースという感じがいいです。
共演経験のある、おおはた雄一とも共通する部分が多いです。
ただし、歌謡曲由来のクサい節回しを溶け込ませているのは彼流でしょう。

 ジェントリーな歌声が素晴らしく、歌詞を噛みしめるように丁寧に優しく歌う姿は
ハナレグミを彷彿とさせるもの。

 また楽曲に於いては伝統を継承するばかりでなく、
ダンス・ロック(「春の雨」)に挑戦するなど
柔軟に音楽を楽しむ姿勢を忘れていないのもポイント。

 (敢えて)気になる点としては、「不特定多数のリスナーの幸せを願う」というコンセプトもあってか、
歌詞が普遍的すぎて綺麗にまとまりすぎているところ。
いいこと言っているんですけれど、かっこわるいことをさらけ出していないような気もします。

 どうしても地味でスポットライトを浴びづらい存在である男性SSW。
朴訥そうな、彼の今後の活躍を楽しみにしています。

「さよならリビング 」


引っ越しソングですね。
正直言って次の居住者のことを思いやる余裕なんて
引っ越しの時には無い自分なだけに、
「なんて優しい人なんだ」と思いました。
自分が引っ越してきたとき、前の居住者に思いを馳せるのにもいいかもしれません。
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