北園みなみ/PROMENADE

北園みなみ/PROMENADE
2014年10月 日本
『シティポップ志望の若手デビュー作』

 全く気が付かなかったのですが、この方はランプの『ゆめ』に参加されていたのですね。

 1990年生まれ、宅録による若手シンガーソングライターのデビュー作です。
youtubeを介した音源発表、音楽性はシティ・ポップ、ランプのメンバーが参加、
という前情報は得ていましたが、期待にたがわぬ出来。
既に語られていることだと思いますが、24歳でこれをやるというのは驚き。

 音楽性は往年のシティ・ポップや70年代ニュー・ロックを感じさせる、
AOR、フュージョン、ボサノヴァの要素を含んだ洗練されたサウンドのポップス。
ブラス、オーケストラも含む賑やかなアンサンブルに、シンセの打ち込みや
ランプの女性ヴォーカルによるコーラスが加わっており、
カラフルな音づくりが特徴です。
メロディー・ラインは美しいながらも転調が激しく、牧歌的にしてプログレッシヴな印象。
最初は初期キリンジと、初期ランプを合わせて割ったような音楽かな、
と思ったのですが、曲展開の複雑さは上記二つのグループとは一線を画します。

 ただグネグネこねくり回した曲展開は大好物なのですが難点もあり。
雰囲気としては最高ながら、曲としてクライマックスが明確になっていないところがあります。
一度聴いただけでは「綺麗だったな」という印象しか残りません。
(もちろん聴き込むほどに馴染んで来ますが)
また、ヴォーカリストとしての声量が、
表情づくりと言う点で今一歩足りていない印象。
なまじ、サウンドが豪華でカラフルなだけに、そちらに押され気味な箇所があったのは残念。

 とはいえ、これは5曲入りの序章。
これからドンドン良くなっていくしかない、
ということを思えば、かなりワクワクさせられるアルバムだと思います。

"promenade" digest


ダイジェストで聴くとおもちゃ箱的な楽しいガチャガチャ感が伝わります。
シティポップへのリスペクトがたっぷり詰まった力作です。
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