Hello Saferide/The Fox, The Hunter and Hello Saferide

Hello Saferide/The Fox, The Hunter and Hello Saferide
2014年9月 スウェーデン
『北欧らしい冷たい感触と幻想的なムードが素晴らしい』
 幻想的で叙情もたっぷりのメロディーはトラッド由来・・・
スウェーデンらしい繊細なポップ・ミュージックに、
ギター・ポップ、エレクトロニカといった要素を混ぜ合わせて
おしゃれな音楽に仕上げています。

 ハロー・セーフライドは女性SSWアニカ・ノーリンをリーダーとして活動しているグループ。
彼女はシェイカーツ!(Säkert!)というグループも同時進行で立ち上げており、
同じくトラッド・ルーツではあるもののそちらはややパンキッシュに、
ハロー・セーフライドではやや内省的に、と個性を使い分けているようです。

 プロフィールの詳細を調べることが出来ませんでした。
2005年にデビューしており、上記二つのグループでこれまで5枚のアルバムを発表。
本作は通算6枚目にしてハロー・セーフライドとしてのサード・アルバムとなります。
Helloaferide.jpg

 シンセサイザーを始めとする様々な電子音が降り注ぐ中を手拍子、
ピアノなどの簡素な演奏を伴ってアニカのヴォーカルが回遊する、
というドリーミーなアンサンブルが特徴。
一応5人編成のバンドという体裁を取っているものの、分厚い電子音のアレンジと、
隙間をたっぷりとった演奏ぶりからは、アニカのソロのような印象しか感じ取れません。
SSW作として割り切ってしまった方が分かりやすいかも。

 感情を抑えた歌声は清々しく、掛けられたエコーがミステリアスな魅力を増幅しています。
英語で歌われており、少し早口ながらハキハキとした発声が気持ちいい。
そして歌われるメロディーは先述の通りトラッド由来で、
荒涼とした北欧を思わせるスケールの大きさを感じさせるもの。
北欧らしい冷たい感触と幻想的なムードが素晴らしく、
メロディー・メイカーとして素晴らしい才能を発揮しています。

 ロマンと幻想がたっぷり詰まっており、秋から冬に掛けて、
ちょうど今頃に聴くのがぴったりのSSW作と言えるでしょう。

「I was Jesus」


シンセサイザー主体でありながらノイジーに歪ませており、
オルガンのようなノスタルジックなサウンドに仕上げているのがポイント。
曲間のコーラスは別の人がやっているのかと思いきや、ご本人だったみたいですね。

アマゾンから輸入盤が注文可能、でしたが現在は入荷見込なしとのこと。
もっと読まれたい。ランキングのクリックにご協力を。→
関連するタグ スウェーデンSSWポップス

トラックバック一覧

コメント一覧

#422 No title
北欧といえばアバくらいしか頭に浮かびませんがPOPな感じは共通するものがあるかも・・。電子音が独特な雰囲気、シンプルな進行も好感が持てます。
#423 Re: No title
ローリングウエスト様 こんにちは
コメントありがとうございます。

> 北欧といえばアバくらいしか頭に浮かびませんがPOPな感じは共通するものがあるかも・・。電子音が独特な雰囲気、シンプルな進行も好感が持てます。

基本ダウナーな音楽ですが根底に高揚感もありますし、
確かにABBAから受けた影響もありそうです。

コメントの投稿

名前

タイトル

メールアドレス

URL

本文

パスワード

非公開コメント管理者にだけ表示を許可する