Rufus Thomas/Crown Prince of Dance

Rufus Thomas/Crown Prince of Dance
1973年 アメリカ
『鳴き声はネタ切れだが名作』

 動物の鳴き声シリーズでお馴染み、陽気なファンキー・ソウル・シンガー、
ルーファス・トーマス。(ラジオDJやコメディアンとしても活躍)
多くの傑作を残している彼ですが、
ついつい、そっち系(動物シリーズ)が目立つアルバムばかりを集めてしまっていました。
だって面白いんだもの。

 ということで今回は比較的地味なアルバムをご紹介。
いやぁ、近所の中古屋で安く手に入れただけなんですけどね。

 本作は5枚目にしてスタックスからリリースされた最後のアルバム。
クレジットはこちら。

Arranged By, Producer, Engineer – Tom Nixon
Backing Band [Rhythm] – Movement, The* (tracks: A1, A2, A4 to B2, B5)
Engineer – Daryl Williams, Dave Purple, Henry Bush, Steve Stepanian (tracks: ), William Brown*
Horns – South Memphis Horns, The*
Keyboards – Marvell Thomas (tracks: A3, B3, B4)
Music Consultant – Jo Bridges, Linda Lou Bolden*
Photography By – Maldwin Hamlin

 プロデュースにはトム・ニクソン。
この方はいつもルーファスと組んでいる人で、
アリシア・キーズやデューク・エリントンの諸作品にも携わっています。
72年と73年、二つのセッションで録音されており、
片方ではザ・ムーヴメントというグループをバックに起用しているようです。

 半分オリジナル、半分カバーという構成比。
スタックスのラスト作ということで、まさにファンク総決算といった雰囲気。
愛嬌たっぷりにおどけながらも強靭な喉でグルーヴを生み出すヴォーカルを始め、
もったりドラムと骨太ベースによるしっかりしたリズム、
ワウギター、ゴージャスなコーラスやホーン。
熱はほどほどに軽妙さを失わず、楽しいファンクが沢山入っています。
甘く切ないJ. W. アレクサンダーの「Baby It's Real」、
リトル・リチャーズの持ち歌を大ファンクへと変貌させた「Tutti Frutti」など、
カバーがアルバムに彩りを加えているのもポイント。
そしてラストには秘技、鳥の鳴き声が入った「The Funky Bird」も登場。
まぁ、鳥の鳴き声には「またか」という気持ちがあり
新たな動物を開拓してほしかった気もしますが、伝統芸能みたいなものですからね。
後回しにしていましたが、彼のアルバムで最初に聴いてもいいくらい充実した内容でした。

「Tutti Frutti」


前述した通り、リトル・リチャーズの十八番
粘り腰のグルーヴ(リズム隊はザ・ムーヴメント)が効いていて、
原曲のイメージを見事にぶっ壊しています。
ルーファスのヴォーカルとホーンがご陽気な掛け合いを見せ、
パーティ気分満点。


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コメント一覧

#514 No title
動物の鳴き声シリーズおもしろいですね~。小生にとっては、犬の鳴き声はピンクフロイド「おせっかい」の曲、ニワトリならばビートルズ「グッドモーニング」、あとは思いつきません(苦笑).
#515 Re: No title
ローリングウエスト様 こんばんは

コメントありがとうございます。

> 動物の鳴き声シリーズおもしろいですね~。小生にとっては、犬の鳴き声はピンクフロイド「おせっかい」の曲、ニワトリならばビートルズ「グッドモーニング」、あとは思いつきません(苦笑).

フロイドの犬の使い方は秀逸ですよね。
調べてみたら色々ありそうですけれども、僕も思いつきません。

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