ユッシ・エーズラ・オールスン/特捜部Q-織の中の女-

ユッシ・エーズラ・オールスン/特捜部Q-織の中の女-
2007年 デンマーク
『1ページ目で、この女は助かるって思った。』

 近年、デンマークで高い支持を得ているミステリー作家、ユッシ・エーズラ・オールスン。
彼の看板シリーズである特捜部Qの第一作。

 ヨーロッパ圏のミステリーらしく、
ダークで地味な展開でジリジリと盛り上げていく構成となっています。
題名通り、織の中の女と彼女を探す刑事たちという二つの視点が交互に描かれるスタイル。
犯人への伏線に関しては、「そういえばそんな描写があったな」という感じで
狐につままれた感じもありました。
しかし「筋がだいたい読めてしまっていても」物語をスムーズに楽しめました。
ネガティヴな主人公カールと怪しいシリア系の助手をはじめ、
人物が面白く書かれているのが魅力。

 完全に満足できたわけではありませんが、もう1冊読んでみたいです。

 そういえば本文中で、デンマークでは近年、廃藩置県的なことが行われていて
行政が色々大変だ、という描写がありました。
もう21世紀になるのに、そんなことしちゃうなんて凄い国だな、と思いました。
13あった地方を5にしちゃったのだそうです。(解説より)
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