Son Palenque/Afro-Colombian Sound Modernizers

Son Palenque/Afro-Colombian Sound Modernizers
2014年(編集盤)コロンビア
『アフロ・コロンビアンの温故知新』

 コロンビアの音楽と言われてもピンと来ないのですが、
カリブ海周辺に住むアフリカ系コロンビア人の間で伝えられた
アフロ・コロンビアン音楽というものがあるそうです。
カリブ海地域に於ける奴隷制度で虐げられた黒人たちが
コロンビアに逃亡、パレンケというコミュニティを形成。
そして日常を楽しむために音楽を作ったという訳です。

 ソン・パレンケは70年代後半から活動を続ける、
パレンケの音楽文化を継承しているグループ。
伝統を継承するだけでなく、ポピュラー音楽との融合も図っており、
コロンビア音楽を代表する存在として、近年はクラブ・シーンでも注目を浴びているそうです。

 本作はマニアックなワールド・ミュージックの再発に力を入れているレーベル、バンピ・ソウル
により編集されたベスト・アルバム。

 ポピュラー音楽との融合という点が肝であり、民族音楽としてのパッションは残しつつも
儀式的な冗長さなどは無く、グルーヴィーなノリの良さが強調されています。
ビートが強調されたダンス曲や渋くジャジーな曲もありつつ、
見事なポリフォニーで圧倒されたりもして、熱気ムンムンの内容で飽きさせません。

 30年の歴史に於いて姿を変えて伝統音楽が進化していくのを聴き通すのは、
なかなかにロマンあふれる体験。
 もちろん、カーニバルな雰囲気を演出するにはもってこいの一枚でしょう。

「PALENGUE PALENGUE」


自由でおおらかなサックスの調べ、
チャッチャカ、チャカポコとせわしない様々な打楽器によるパーカッション、
グルーヴを力強くキープするベース、そしてこだまする合唱。

本能に訴えかける気持ちいい音楽ですね。

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コメント一覧

#620 No title
民族音楽には「西洋音楽に去勢されていない何か」があるのでしょうね。
#621 Re: No title
わんわんわん様 こんばんは
コメントありがとうございます。

> 民族音楽には「西洋音楽に去勢されていない何か」があるのでしょうね。

本来はそうなのですが、彼らの場合かなりポップス寄りなので
その「何か」自体も薄めかもしれません。

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