Tentacle/The Angel Of Death

Tentacle/The Angel Of Death
1971年 スコットランド
『英アンダーグラウンド最深部・サンプル1』

 ごくたまに聴きたくなる英国のアンダーグラウンドなハード・ロック。
チープな録音環境から生まれる、その音楽は
ファズも効かせた一途なブルース・ギター、
タイトなリズム隊、はったりを利かせたヴォーカル。
だいたいこんな感じで、それは普段日常を送っていくのに
(言ってはなんだが)BGMとして無くていい音楽だと思います。
そんな生活にフィットしない、ほとんどの人に忘れ去られたこのジャンルですが、
自分は何故か、数年に一度くらい(もうちょっと聴いてあげよう)
聴きたくなります。

 そんな今日の一枚に推したいのが、いや棚からたまたま引っこ抜いたのが
本作テンタクルのアルバムなのです。

 自分自身彼らについてはスコットランド出身と言うことしか知らず、
改めて調べてみました。
しかし、マネージャーがジム・ウエスト(ボドキンソーホー・オレンジを担当)だということが
分かったくらい。

 まずジャケについて。
tentacle copy

いわゆる「モンデールがいこつ」。ひどいですね。
ただアンダーグラウンドな雰囲気は
既に発散されているので分かりやすいともいえます。

 テンタクルはツイン・ギターを擁するハード・ロック・バンド。
サイケ・ブルース通過後のヘヴィ・ロックをやっていますが、
70年代初頭ということでドロドロした感じは控えめで洗練された無駄のない曲展開が特徴。
引きずるようなヘヴィ・ギターの応酬、ハッタリを効かせ、朗々と歌い上げるヴォーカル、
手数多く時にタメも効かせるリズム隊。
これらによるドッシリ(モッサリ)としたアンサンブルが特徴です。
所々で通常キーボードが担当するような叙情的なフレーズをギターが奏でるのが印象的。
ドラマティックな要素もポイントです。
ブラック・サバスに影響を受けたダークなハード・ロックという方向性ながら、
T2にも通じるジャズ・ロック・テイストも併せ持っており、聴きごたえは十分です。

「My Destiny, My Faith (Parte I)」



本文中では無駄のない曲展開、なんて書きましたが
1曲目が20分あったりします。
これはその前半部を編集したもの。

ぼちぼち静謐なオープニングにまったりしていると、
突然アグレッシヴにギターがジャガジャガなり始めます。
ヴォリュームがクラシックなみに急に増幅するのでご注意ください。

久しぶりに聴くと落ち着くなぁ。
次はまた何年後かに。


もっと読まれたい。ランキングのクリックにご協力を。→
関連するタグ イギリスHR/HMブルースロックロック

トラックバック一覧

コメント一覧

コメントの投稿

名前

タイトル

メールアドレス

URL

本文

パスワード

非公開コメント管理者にだけ表示を許可する