John Martyn/Cooltide

John Martyn/Cooltide
1991年 イギリス
『研究成果、一区切り』

 前回レビューした1996年作『AND』、1993年のカバー・アルバム『No Little Boy』、
1992年のセルフ・カバー『 Couldn't Love You More 』
と精力的なリリースが続いていた90年代前半。
その先鞭を切ったのが本作『Cooltide』 (1991)です。

 レーベルはパーマネント。
アイランド在籍中から使用している CaVa Sound Workshopsにて録音しています。
プロデュースは次作『AND』同様、スペンサー・カズンスが担当。

John Martyn - guitars, vocals
Spencer Cozens - keyboards, bass synth
Foster Patterson - keyboards
Alan Thomson - bass ("Same Difference", "Call Me")
Dave Ball - bass ("Number Nine")
John Henderson - drums
Aran Ahmun - drums ("Number Nine")
Miles Bould - percussion
Andy Sheppard - soprano sax
Joe Locke - vibes
Jessica King - backing vocals ("Same Difference")

 大学の最終試験のために録音途中に離脱したカズンスに代わり、
フォスター・パターソンがキーボードを担当しているとのことです。

 雄大なフレーズが印象的なキーボード、シンセサイザーを軸に、
掠れたヴォーカル、揺らめくギター、ゆったりとしたリズム隊。
そこに、サックス、ヴァイヴが落ち着いたジャジーな音色で彩っており、
大らかでぽかぽかとしたアンサンブルが楽しめます。
さしずめ、停泊している小舟で流れていそうな音楽。

 従来通り、テクノ、ソウル、ワールド、ジャズ、フォーク等
様々な音楽をごった煮した彼でなければできない音楽になっています。
集大成的な内容は、アイランド期後期の音楽性に決着を付けたアルバムとも言えます。
キーボード主導の瑞々しいメロディーが充実しており、
陽光のような温かく開放的なイメージも印象的。

「Jack the lad 」


声の質感からおそらくアルバムリリース時のライヴ音源と思われます。
延々、シャカポコとリズムを取る民族音楽調のパーカッションに乗って、
朗々と歌うジョン・マーティン。
3分台からの爽やかなキーボード・ソロと
ふわふわとした浮遊感が生まれるラストも聴きどころです。
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